「生きるのが大変な時代です。だからこそ、名前を変えることで運気も変わって幸せになれるのだと、みなさんに知ってほしいのです」
そう強く語るのは、『名前で人生は9割決まる』(自由国民社)の著者・なかやまうんすい先生。姓名鑑定により、これまで10万人以上を幸せに導いてきた占術家だ。
「日本は、いってみれば“改名後進国”で、名前を変えることに抵抗のある人も多い。でも、お隣の韓国は“運”というものにとてもシビアな国なので、いいと言われることはどんどん試すんですね。’06〜’15年の改名累計申請数は150万人以上。これは、国民の34人に1人の割合ということになります」
先生いわく、戸籍から変える必要はなく、“通り名”を持つだけで十分に運気は好転するという。
「洋服と一緒で“着替え”の感覚。お金がかかるでもなく、資格が必要なわけでもなく……名前を着替えて運気も着替えられるなら、やらなきゃ損ですよね」
では、“いい名前”の条件とはいったいなんだろう?
「大切なのは、“いい文字+いい画数”です。文字の成り立ちは生き物の生き写しですから、その縁起によしあしがありますし、画数というのは、それ自体が霊力を持っているのです。まず、運気のよくなる文字というのは、このコロナ禍で大変な思いをしている人が一変してしまう、それほどの威力をもっています。たとえば、無から有を生むことを意味する『祐』。天の助けを得られる、という素晴らしい文字です」
【運気のよくなる文字】
恵、紀、佑、貴、実、里、佳、彩、元、祐、史、友、帆、麻、未、口(カタカナ)、ろ(ひらがな)など。
新しい名前は、足の裏や手のひらに油性ペンで書くことも有効。「“経穴”といわれ、いちばんの運の入口だからです」。なかやま先生が鑑定したプロ野球の井口資仁監督も、改名後に実践していたという。
【画数の善悪は5つに分類される】
〈女神〉3、6、13、16、31、35、38、41、45、51、53、56、58、63、66画
〈福の神〉5、8、11、15、18、21、23、24、29、32、33、39、47、55、61、65、68画
〈死神〉10、20、30、40、50、60、70画
〈疫病神〉7、19、22、26、28、34、37、44、46、54、64、69画
〈貧乏神〉2、4、12、14、42、43、49、59画
文字がよくても画数が悪くては無意味になってしまう。画数が〈女神〉〈福の神〉に入るよう調整しよう。画数を計算する際は、広は廣、沢は澤など、必ず正字を用いるため、一度、漢和辞典などで正字を引いてみるとよい。
「そして、『変えたい』と思ったら、今すぐに変えるべきです。悪い名前には悪い運が忍び寄ってくるので、実行力こそ重要。文字はもともと生き物ですから、改名したら、愛情を込めて使いましょう。使わなければ何も変わりません。ふだん家にいる主婦でも、SNSやメールの署名、買い物時のポイントカードなどに使い、1日に10回は通り名を書いてください。何かの拍子に名前を聞かれて、前の名前が出てくるようではダメ。『私は生まれ変わったんだ!』という強い意識が大事です」
なお、本名にせざるをえない公的な証明書は、通り名を書いた紙やカードと一緒に持つこと。
「パスポートや保険証、運転免許証などは、命にかかわる大事なものだから、なおさらです。いい通り名が悪い名前に打ち勝ち、人生を幸せに導いてくれますよ」
「女性自身」2021年2月16日号 掲載