■医療現場の床掃除の仕方
【「フローリング」床のホコリはダニの餌 】
部屋の隅や家具の脚にたまったホコリを放置すると、皮脂や髪の毛がくっつきダニの餌に変化! ドライシートのフローリングワイパーでホコリを飛散させずに回収しよう。ホコリが集まりやすい部屋の隅を重点的に。
《水拭きはNG》
床の水拭きは、掃除どころか雑菌やホコリを塗り広げてしまう。床掃除は基本的にから拭きで行おう。汚れが気になる箇所には、重曹水を部分的にスプレー。3分放置して、汚れを広げないようスタンプを押すようにして拭き取る。
重曹水の作り方…80度のお湯500mlに重曹大さじ1杯を加えて冷ます
《ワイパーは前後にゴシゴシしない》
ワイパーを前後に力強く動かすと、ホコリを舞い上げてしまう。自分の体からできるだけ離し、前方に向かって壁や家具に沿ってゆっくり滑らすのが正しいかけ方。
【「キッチン戸棚」実はダニの人気スポット 】
空気がこもりやすく、ガスコンロや家電の熱によって常に温かいキッチン戸棚。濡れた食器によって湿気が上がれば、カビやダニの繁殖にもってこいのエリアとなる。食器は必ず乾かしてから収納し、キッチンの戸棚は扉を開けて換気すること。サーキュレーターで風を送りこむと効果的。
【「カーペット」繊維の奥はダニ天 】
ホコリをため込みやすいうえに、ダニの餌になるカビも発生しやすいカーペット。暗い繊維の奥は、ダニにとっては格好の住処だ。3カ月に1度はじっくり掃除機をかけ、繊維の根元からダニもホコリも吸い出そう。
《掃除機はゆっくり前後にかける》
1秒間に20センチのスピードで、掃除機をカーペットに押し付けないようにしながらかける。強く押しつけると、繊維がつぶれてごみが吸引できない。前回転式のローラーブラシがついた掃除機は、前から後ろに引いたときにごみがよく取れるので、ゆっくり前後に動かす。
《粘着ローラーでコロコロは無意味》
粘着ローラーは表面の大きなごみしか取れないため、必ず掃除機がけが必要。