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月7万円台の食費を2万円台に抑えることに成功。なんと5年間で1,000万円貯めたという主婦の“まとめ買い”メソッドとは――。

 

「以前は1日おきの買い物で、食費が外食も含め月7万円台。これではいけないとまとめ買いに変えたら月2万円台に減りました。買い物ルールの見直しで、月5万円も節約できたのです」

 

こう語るのは3人の子を持つワーキングママで、暮らしの中の節約術などを発信するインスタグラマーのゆきこさん。そんなゆきこさんだがまとめ買いを始めたころは、買いすぎたり足りなかったり、試行錯誤が続いたという。

 

試行錯誤の2~3カ月を経て、ゆきこさんは1週間に必要な食材を過不足なく買い出しするコツ、何をどれくらい買ったらいいのかをつかんでいった。

 

「買い出しは7日分を4つのカテゴリーに分けて考えています。まずはメインのおかず用として、肉や魚を買います。うちは肉類を4種類と魚を3種類。よく買うのは、肉だと豚バラ、鶏肉、ひき肉とその日安いもう1種類。魚なら鮭やタラ、季節によってはブリなどの切り身と、アジなどの干物。魚の干物は週の後半用に必ず1品買うようにしています。次は副菜用です。葉物野菜を2種類と根菜を2種類買います。特売コーナーに並ぶ、安くておいしい旬のものから選びます。その次はマストバイ。じゃがいも、玉ねぎ、にんじんはよく使うので、毎週必ず買います。最後はルーティン食材。卵や牛乳、豆腐、パンなどで、常にストックしておくようにしています」(ゆきこさん・以下同)

 

買い出しに行く前には、冷蔵庫のチェックも欠かさない。

 

「買うものをメモに書き足しておけば、買い忘れずにすみます。ただ、調味料などドラッグストアなど他店でも買えるものだけは、お得なポイントデーを狙ってストックするようにしています」

 

買い出しで失敗の多い人は、ぜひまとめ買いシートを利用してみて。ゆきこさんのまとめ買いシートは、肉や魚といったメインのおかずになる食材「メインおかず」、煮物やあえ物も想定した野菜「副菜」、用途が広く、あれば必ず使うじゃがいもや玉ねぎなどの基本食材「マストバイ」、日々の食卓に必ずのぼる牛乳や卵、食パンなどの「ルーティン」といったカテゴリーにわけて、必要なものを書き込むようにしている。

 

カテゴリーごとに売場が近いものをまとめているので、スーパー内を行ったり来たりすることもなく、買い物が楽になるはず。各家庭の実情に合わせて、買い出し前に自分なりのシートを用意しよう。

 

買い出しメモを活用し、準備万端なゆきこさんは、買い物にかける時間も短い。

 

「だんだん短くなってきて、いまは30分くらい。行き慣れたスーパーですから、どこに何があるかもわかっていますし、野菜、魚、肉の順にまわって、買い忘れをすることもありません。家では夫が子どもの世話をして待っているので、できるだけ早く帰らなきゃという気持ちが効率的な買い出しの原動力になっていると思います」

 

肝心の予算は、どう管理しているのだろう?

 

「メモどおりの買い物と特売品を少し買って、5,000~6,000円に収めるようにしています。毎回買うものが似ているので、大きく予算オーバーすることはありません。1回5,000~6,000円ですから、1カ月の食費は2万円台。いちばん使っていたころより約5万円減りましたが、第3子が生まれて少し増え、今は月3万円台です。子どもたちの成長に合わせて、その都度見直していこうと思います。それに、エコバッグも予算を守る武器になっています。1週間分の食材を入れるのにちょうどいい大きさのものを使っていますが、どれくらい買えばエコバッグがいっぱいになるのかも、これ以上買うとエコバッグに入り切らないぞという量もわかります」

 

ちなみに、もっとたくさん買いたいと思ったときは、有料のレジ袋を買ってまでその食材が必要かどうかをよく考えるという。そんなゆきこさんだが、最近では買い出しメモに頼ることも少なくなってきた。

 

「最初はメモがとても役に立ちました。でも、肉4種+魚3種といったように、とてもシンプルなまとめ買いルールなので、いまは買い出しメモがなくても、ムダ買いせずにスピーディに買い出しができるようになりました」

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