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「コロナ禍のような混沌の世の中では、身を滅ぼしかねない危険な情報も多く飛び交います。そのなかで間違った道に進まないためにも“自分で考え、自分で選ぶ”ことが何より重要。誤った情報に惑わされない『心持ち』を維持できるように日々、丁寧な暮らしを心がけましょう」

 

そう語るのは、スピリチュアリストの江原啓之さん。年始の本誌特集では、令和3年の生き方について「新型コロナウイルスがもたらした“天啓”をどう受け止めるかが試される年。“諦め”の姿勢から“破滅”に向かうのか、あるいはすべてを受け入れ、“楽に生きる”ことができるか。あなたの選択で未来は大きく変わる」と話してくれたが、それから7カ月が過ぎようとしている。

 

都市部では4度目の緊急事態宣言が発出されるなか、東京五輪が開幕。世の中が混迷を極める今、私たちはどう生きるべきなのか。そんな“コロナ禍”のお悩みに江原さんが答えてくれた。

 

【お悩み】

今年の春先に家族全員が新型コロナウイルスに感染したことで、回復後も近隣やパート先の人から避けられています。親しかった人たちとのライングループも途絶えました。この状態はつらいです。(中野芙美子さん・54歳・パート)

 

「新型コロナウイルスに感染したことでいづらくなり、引っ越しを余儀なくされた」なんてことが、ウイルスが蔓延(まんえん)し始めた初期の混乱状態のさ中には多く聞かれましたよね。「うちの県で感染者第1号になりたくない」とおびえている人もいました。

 

ですが、いまや全都道府県に罹患(りかん)者はいます。「人の噂も七十五日」といいますから、やがて噂は立ち消えになるとは思います。差別している人たちも因果応報で、明日はわが身です。

 

しかし、それで差別をするようなレベルの低い人と付き合う必要はありません。人の本質がこうしたときに露呈するわけです。そのような人たちとは、その程度の関係だということがわかったのですから。

 

孤独ではなく孤高に、毅然(きぜん)と生きるほうが楽ですよ。何かあって人が離れていくということは、「その人チェック」ができて不幸中の幸いです。人間関係の断捨離には好機なのかもしれません。

 

一方でつらいときに寄り添ってくれたり味方になってくれる人もいます。そういう情のある人のことは覚えていて、その人が困ったときはお返しをしなければなりません。必要な人、会いたい人、大切な人は誰なのか、ということが今回のことで見えてきたと思います。

 

コロナのせいで、というばかりではなく、「コロナのおかげで」と言えることも数えてみましょう。

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