■燃焼時間の長い線香花火がいい!
火花が咲いたと思うと、あっという間に消えてしまって悲しい思いをしたことがある人も多いはず。その儚さが線香花火らしさとも言えるのですが、やっぱりできるだけ長く楽しみたいですよね。
国産線香花火の中で、圧倒的に燃焼時間が長いのが筒井時正玩具花火製造所の「巧」。燃焼時間は、なんと約2分! 素材に使われている紙の形が長い燃焼時間につながっているのでは?とのこと。
国産の線香花火には、火花が4段階に変化するという特徴があります。ただ、もともと燃焼時間が短いため、4段階をしっかり見られるのはかなりレア。
点火したあとにぷっくりと膨らむ“牡丹”、次に力強くパチパチと火花が飛びだすのが“松葉”、火花が落ち着き風になびく様が“柳”、最後に小さな火花を咲かせながら消えていく様を“散り菊”と名付けられています。
2分間近く燃焼すれば、貴重な4段階の変化を楽しめる確率がアップすること間違いなしです!
巧(筒井時正玩具花火製造所) 12本1,350円など(販売サイトによって異なる)
もうひとつ、「巧」と同じように燃焼時間が長めで、力強い火花が特徴なのが、山縣商店の「大江戸牡丹」です。
日本で消えかけていた国産の線香花火を、東京・蔵前にある花火問屋「山縣商店」が約4年半をかけて復刻したもの。こちらも、火花の4段階の変化を体験しやすいと人気です。
大江戸牡丹(山縣商店)1袋10本600円(税別)
https://www.hanabiya.co.jp/