■掃除が行き届き、整頓された売り場を選べ!
’21年ロト6で1等1億3,000万円が出た東京都「有楽町大黒天宝くじ」(千代田区有楽町2-9-18)の営業部長・肥田俊之さん(52)は売り場の名物・木彫りの大黒天像を手にこう話す。
「高額当せんが出るには当てる人の運だけでなく売り場自体の運も大事。このロト6の1等を当てた男性も、この売り場はよく当たって運がいいからと、数字を自分で選ばず、売り場の機械任せで買われたんです。売り場の力も借りて大当たりを目指してほしいです」
東京都「梅屋敷ドリームステーション」(大田区大森西6-12-17)はオープンから8年で総額18億円の奇跡の売り場。この売り場を運営している創業77年の老舗「落合商会」の2代目・落合義昭社長(72)はこう話す。
「この梅屋敷の商店街は人情味あふれ、人通りも多いのに、宝くじ売り場がなかった。それで思い切って出店したところ、爆当たりです」
落合社長に当たりを呼ぶ販売員の条件を聞いてみると……。
「きれい好き、くじの扱いが丁寧、話し上手が3条件。店の古い新しいではなく、掃除が行き届き、整頓された売り場を宝くじの神様は見逃さずに舞い降りますよ」
大阪府「磯上チャンスセンター」(岸和田市磯上町4-7-7)で最初の大当たりの’16年サマー1等7億円直前に売り場責任者になった篠木将司さん(48)は、縁起物の信貴山の張り子の寅を店頭に飾るなど、寅パワーで、億を出し続けてきた。
「5年以上、ずっと同じ数字を買ってきてロト6で1等3,000万円を当てた地元のおじいちゃんが本当に印象的。一念岩をも通す。とにかく買い続けることが大当たりの王道でまちがいありません」
これまで総額63億円の大当たり売り場「地下鉄京都チャンスセンター」(京都市下京区東塩小路町地内)の佐々木勉店長(62)は売り場の縁起物「万願寺1等がらし」を手に話す。
「これまでに何人も宝くじ億万長者に会ってきましたが、正直、みなさん、多くは買ってない。30〜50枚。なかには10枚の人もいました。枚数より、ひらめいたときに買うのが大切だと教わりました」
さて、ラスボスとして紹介するのは、これまで総額614億円、昨年の年末ジャンボでも全国で唯一2本の1等を出した大阪府「大阪駅前第4ビル特設売場」(大阪市北区梅田1-11-4)の運営責任者・福島伴光さん(57)。福島さんは昨年の夏の甲子園優勝校・智辯和歌山高校の野球部出身。179センチの長身から、売り場では「ジャイアン」の愛称で、販売員に慕われている。
「母校が優勝し、売り場から3年連続年末1等が出て感じるのは、念ずれば花開くですね。強く念ずれば必ず運は開けると思います」
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