レジ袋をランタンに!“家庭ごみ”でも作れる防災グッズ5選
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■リュックサックとポリ袋で「給水タンク」

 

【リュック+ポリ袋→“給水タンク”】

 

〈用意するもの〉

リュックサック(容量20リットル以上)…1個
ゴミ捨て用のポリ袋…2枚

 

(1)空のリュックサックの中に、大きめのポリ袋を2重にして広げる。
(2)リュック内に広げたポリ袋の中に直接給水。水がこぼれないように口をしっかり縛る。
(3)給水後、リュックを背負って自宅に帰る。

 

「リュックとポリ袋をタンクの代わりに使って給水してきた水は、ポットや水筒、空のペットボトルなど、ふたのある容器に入れ替えたほうが何かと使い勝手がいいです」

 

【ペットボトル→“シャワー”】

 

〈用意するもの〉

ペットボトル…1本
キリ…1本

 

(1)キリなどを使って、ペットボトルのふたに10カ所ほど穴をあける。
(2)給水所の水やおふろの残り湯などを入れて完成。穴から水を出して使用する。

 

「2リットル用のペットボトルならシャワー、500ミリリットル用ならビデとしても使える節水の味方に。使用後は穴をあけていない別のふたに付け替えて、水が漏れないように保管しましょう」

 

【タオル→ブラジャー】

 

〈用意するもの〉

フェースタオル…2枚
輪ゴム…1本

 

(1)フェースタオルを30cmほど重なるように2枚並べる。
(2)重ねた状態で3回折りたたむ。
(3)輪のようにした状態で、両端を輪ゴムで固定すれば完成。

 

※使用時は輪ゴムでつないだ端を輪の内側に入れ込むようにすればごわつき防止に。

 

タオルなら少量の水で洗って干せばすぐ乾く点も断水中はメリットに。

 

「装着する際は、タオルが重なった箇所をはじめに背中につけて、胸の前で両端を輪ゴムで留めます。その後タオルをまわして結び目を背中側にもってきましょう」

 

ただし、身近なもので代用するだけではなく、災害に備えて事前に防災用品をきちんと用意しておくことが重要だと国崎さんは話す。

 

「停電で困るのが、携帯やスマホの充電です。スマホは通信手段、情報収集に欠かせないアイテム。乾電池式の充電器や予備電池などは、備えておくべきしょう」

 

断水対策としては、ペットボトル2リットルサイズのミネラルウオーターなどを、ある程度の本数確保しておくことも賢明だ。

 

「水だけではなく、野菜ジュースや炭酸飲料水など、家族が好きな飲み物を“箱買い”してストックしておくことをお勧めします。水分補給に必要なのは水だけではありません。好きな飲み物のストックは“幸せ備蓄”にもなります」

 

“備えあれば憂いなし”ーー。災害後に慌てて準備するのではなく、平時からも防災意識を高めておくことを忘れずに!

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