電車・バス・タクシーが値上げ一覧 通勤定期が半年3000円上がる場合も
画像を見る ピーク時を避けて乗るとお得に乗れる場合も(写真:アフロ)

 

■運転免許返納もお得乗車につながる

 

川辺さんに値上げに負けないお得な乗り方を教えてもらおう。

 

【1】JR東日本「オフピーク定期券」

 

「コロナ禍の3密回避や満員電車の緩和など、以前からピーク時間をずらした乗車にポイントがつくプログラムがありました。来年3月以降はそれを発展させて、平日朝のピーク時間帯以外に使える定期券を10%引きで発行します」

 

ピーク時間帯は乗車駅によって決まっている。新宿など都心に近い駅は7時30分~9時などで、都心から離れるとピーク時間帯は早くなる。ピーク時間帯に乗車した場合は、定期としての利用はできず通常のICカード料金が必要だ。

 

「早めの出勤など、ピーク時間をはずせる人におすすめです」

 

【2】東京メトロ24時間券

 

「1日に何度も乗り降りする場合は各社の1日乗り放題券がお得です。なかでも東京メトロの24時間券はさらにお得です」

 

24時間券は大人600円で、使用開始から24時間乗り放題。使用開始が午後3時なら翌日の午後3時まで、初乗り170円区間を4回以上乗れば元が取れる。

 

【3】特急券はネット申し込みで早割

 

特急券を予約する場合はネット申し込みがお得。なかには20日前までの予約で半額になることも。

 

【4】JR西日本「おとなび」

 

おとなびは50歳から入会できる会員制サービス。ネット予約でJR西日本の新幹線や特急列車が何回でも3割引きになるなどお得チケットが満載だ。JR東日本なら「大人の休日倶楽部」など、各社の会員制サービスを探してみては。

 

【5】運転経歴証明書でバス・タクシーが割引に

 

運転免許証を返納したら「運転経歴証明書」の申請を。免許証と同様に身分証明書として使える。
さらに運転経歴証明書の提示でバスが割引になったり、タクシーチケットがもらえる自治体もある。
お得な方法を賢く使って、値上げ分を取り戻そう。

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