今年こそ片づけを習慣にしよう! そう誓って新年を迎えた方も多いかと思います。
そこで、まずは不要になったモノを処分しようと思ってはみるものの、いざ現物を目の前にすると、さまざまな思い出が頭に浮かんできて、結局捨てられない……、なんてことはありがちですね。
では、どうすれば、こうした「捨てたいけど、捨てられないモノ」をすんなり手放すことができるのでしょうか。
「お部屋の魔法学校」校長で、『望み通りの人生を手に入れる 片づけ大全』(光文社)の著者である山田ヒロミさんに聞いてみました。
「捨てられない」というのは、たとえば「この洋服は恋人とのデートの時によく着ていった」とか、「このバッグは新婚の頃、夫に買ってもらった」といった大切な人との思い出や記憶が詰まったモノでしょう。
それらを、後ろ髪を引かれることなくエイヤっと処分できる、とっておきの方法があります。
それは、「ゆるします」と3回、口にすること。モノを手放す際に「ゆるします ゆるします ゆるします」と3回唱えるのです。
モノを手放す上で必要なのは「ゆるし」。そのモノへの「ゆるし」、そのモノにまつわる思い出への「ゆるし」、そのモノをプレゼントしてくれた人・買った当時の自分への「ゆるし」です。
それらに対して「ゆるします」と口にすることで、モノと結びついた思い出や感情が切り離され、「モノ単体」という本来の姿に戻ります。そうしてはじめて、処分することができるのです。
「ゆるします」と言うときは、漢字の「許す」ではなく平仮名のイメージで唱えてみると、心がざわつくことなく穏やかになのでおすすめです。
「ゆるします」で感情に片がついたら、次は手放すモノに対して「ありがとう」と声をかけます。そうすると、心からの感謝の気持ちがモノに対して湧いてきて、快く送り出すことができるでしょう。
「ゆるします」×3+「ありがとう」。
とてもシンプルですが、私がコンサルをさせていただいた中の多くの方が、この方法で手放すことに成功しています。
【PROFILE】
山田ヒロミ
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。ルームセラピー(R)考案者。人生が楽しく美しく深いものになる出版と講座を行い、これまで1万人を超える変容のサポートを行っている。著書に『未来先取り日記』『【実践版】未来先取り日記369』(濱田まゆみとの共著)、『宇宙とつながる“お部屋の魔法”』(以上、大和出版)、『お金を呼び込む部屋づくり』(PHP研究所)などがある。
【INFORMATION】
書名:望み通りの人生を手に入れる 片づけ大全
著者:山田ヒロミ
発売日:2022年12月21日
価格:1,760円(税込)
発行:光文社