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芸能界でも有数のおしどり夫婦に“別居”報道が。実はこれ、卒婚の一種である“別居婚”ではないかと指摘する声もあるのだ。夫から解放される“別居婚”。成功させるポイントを識者に聞いた。

 

「先日、女優の小川菜摘さん(60)が、夫であるダウンタウン浜田雅功さん(59)と暮らしていた自宅を出て別居中であることが報じられました。小川さんは現在、都心の高級マンションで暮らしながら、2月に上演される舞台の稽古に励んでいるそうです」(芸能記者)

 

浜田と小川といえば、結婚33周年を迎えたおしどり夫婦。長男でミュージシャンのハマ・オカモト(31)と次男も成人し、夫婦仲も決して悪くはない。そんな2人が“別居”を選んだ理由について、プレ定年専門のファイナンシャルプランナーの三原由紀さんは次のように指摘する。

 

「これは、新たな夫婦の形として注目されている“卒婚”の一種“別居婚”でしょう。卒婚とは、長く連れ添った夫婦が、離婚はしないものの、夫婦関係をリセットし、それぞれの人生を自由に生きることを認めるものです」

 

夫婦の間柄は卒業しても、家族としてはつながる卒婚。そのまま同居する、週末だけ一緒に過ごす、同じマンションの違う部屋に住んだり、どちらかが実家に帰ったり、小川のように別宅を借りたりする別居婚など形はさまざまだ。

 

約3万8000件の夫婦の問題に向き合ってきた離婚コンサルタントの池内ひろ美さんは卒婚のメリットを次のように語る。

 

「夫との生活に耐えきれず離婚しようにも、財産分与の問題や、両親や周囲への報告をどうするかなど多くのハードルがあります。一方、卒婚なら束縛や干渉からは解放され、不動産や預貯金、死亡保険金などの相続権は担保されるのですから、生活力のない妻の側には有利といえます」

 

浜田・小川夫妻以外にも、上沼恵美子(67)は、夫源病をきっかけに結婚40年目に別居婚を選択し夫を家から追い出した。昨年末には、テレビ番組で「週に1回、家に帰ってくる夫との関係が改善した」と告白。別居することで、互いを見直し、関係修復のきっかけにもなるのだ。

 

「夫には定年退職がありますが、主婦には定年がありません。評価されなかったり、更年期を迎え体力的にもきつくなったりします。妻も家事から解放され、自分の人生を生きたい……。そんな思いをかなえる卒婚や別居婚ですが、気持ちだけで先走っては、老後破綻に陥りかねません」(三原さん)

 

では、別居婚を成功させるにはどのようなポイントに気を付ければいいのだろうか。

 

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