【4】「朝ごはんが終わるまで待って」で1時間作業遅れ
4人家族の一軒家から一軒家への引っ越し。旧居はトラック横づけ不可の坂の上、さらに新居は停車位置から階段253段を登ったところというタフな現場でのこと。長丁場の引っ越しになるとわかっているので、少しでも早く作業を始めたいのが作業員の本音だったが……。
「予定の朝9時に現場到着し、あいさつに伺うと『朝ごはんが終わるまで待ってほしい』とのひと言。せいぜい10~15分だろうと待つも、一向に終わる気配がなく。再び様子を伺いに行くと、今度は『まだ食べているんだから!』と、ややキレ気味に。結局、作業が始まったのは約1時間後でした。気の短い作業員だと帰ってしまいかねないケースです。食事は引っ越し業者がやってくる前に済ませておきましょう」
繁忙期は、同じ作業員が1日複数件の作業を担当することもザラ。作業が遅れると、次の利用者に迷惑がかかってしまうこともあるのだ。
【5】梱包作業中に「お皿を洗って」の唖然要求
「マンションでの梱包作業付きの依頼での一コマ。食器類の荷造りをしていると『これもお願い』と、お客さまが台所のシンクを指さす。そこには昼食を食べ終えたままの食器類が洗わずに置いてありました。さすがにそれはできない旨をご説明しましたが……。引っ越し作業員をお手伝いさんのようなものと勘違いされている方も一定数いるようです」
【6】「ダンボールを重ねないで」の無茶要求
荷物が潰れることを極端に嫌がる客もいるそう。
「言いたいこともわかるのですが、ダンボールを重ねないとほかの荷物が積めず、トラックが何台も必要になります。そうなれば当然、時間も料金も膨らむことに。それを説明して、ようやく納得してもらったことがあります」
衣類は大きなダンボールに、詰め込まずに余裕をもって入れ、隙間をペーパーなどで埋めるとシワ防止になるそう。また、本などの重量のある物は小さいダンボールにいれるのが荷造りの基本だ。
