シリーズ人間の最新ニュース
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拒食症で体重が半分に…かつて食を恐れた少女が「みんなでおむすびを握る」ワークショップ主催へ
2023/05/14 06:00「ようこそ、香川へ。おむすび屋の香菜さん!」ゴールデンウイーク目前の4月28日(金)正午前。香川県多度津町のアスパラガス農家「おおもりや」の作業場前に菅本香菜さん(32)が到着すると、出迎えたおおもりや代表の大森翔太さん(31)から元気な掛け声がかかり、周囲からも拍手が湧き起こった。香菜さんは、「旅するおむすび屋」として、日本中をまわりながら、おむすびを通じて各地の人々と交流すると同時に、その土地 -
全国47都道府県制覇の「旅するおむすび屋」同じ釜の飯を握るワークショップ通し人の縁をむすぶ
2023/05/14 06:00【前編】拒食症で体重が半分に…かつて食を恐れた少女が「みんなでおむすびを握る」ワークショップ主催へから続く菅本香菜さん(32)は、「旅するおむすび屋」として、日本中をまわりながら、おむすびを通じて各地の人々と交流すると同時に、その土地の食文化などを発信している。立ち上げから6年の間に日本中を訪れ、インスタグラムのフォロワー数も5千人強という、今注目の“食の旅人”だ。ゴールデンウイーク目前の4月28 -
「頼んだぞ、翔平!」ブルペン捕手・鶴岡慎也さんが明かす侍ジャパンの優勝までの軌跡
2023/04/29 06:00決勝。9回表にマウンドに向かった大谷に、私たち誰もが「頼んだぞ!」と思ったはずだ。そして最終打者を三振に取り、勝利の雄たけびを上げる大谷ーー。駆け寄る選手やスタッフ、チーム全員が歓喜の輪に加わった。選手だけではない、チーム全員で勝ち取った世界一の座なのだ。そこにいたるまで、ともに闘った裏方だけが知ることのできる熱いドラマがあった。優勝の感動が冷めやらぬいま、それを本誌だけに語ってくれたーー。「裏方 -
侍ジャパンの知られざる奮闘34日間 トレーナー・河野さんが明かす翔平、ダルビッシュの素顔
2023/04/29 06:00日本体育大学保健医療学部准教授の河野徳良さん(59)は、WBCには第1回から全大会に帯同し、オリンピックにも4回参加。今回のWBCではヘッドトレーナーを務めたカリスマトレーナーだ。「つくづく思うのは、いいチームで優勝できたな、ということ。35年間も野球の日本代表のトレーナーをしていると、ふだんの結束はあまりよくなくても優勝してしまうことも多々あるんです。でも、今回ばかりは、本当にチームの結束も雰囲 -
【初告白】嘉門タツオ、天国の妻へ「二度と酒は飲まない」飲酒運転事故の供述で“浅はかな考えで嘘を”
2023/04/23 06:00「どうもようこそ! あけましておめでとうございます! 今年、デビュー40周年を迎えております、嘉門タツオです!」1月8日のこと。東京・渋谷のライブ会場SHIBUYA Pleasure Pleasure は300人と満員の盛況だった。ヒット曲『鼻から牛乳』のサビがリフレインするなか深紅のギターを肩に掛け、白いジャケットで登場したのは、シンガー・ソングライターの嘉門タツオ(64)。’80年代に登場し『 -
子だくさん11人家族ーー。山本家が日本を救う!
2023/04/16 06:00「わーい、僕のぶんもある?」真っ先に駆け寄ってきたのは、5歳の五男・樹生(いつき)くんだった。リビング兼ダイニングの6畳間。記者が手土産の菓子折りを差し出すと、食卓の周りに、子どもたちが次々に集まってきた。「おやつはいつも、子どもたち全員に声をかけて、一緒に食べるんです……ちょ、ちょっと待って、みんな! 1人、2個ずつよ!」説明もそこそこに、山本彩子(さいこ)さん(38)は子どもたちに向かって声を -
7男2女、11人の大家族の日常をSNSに投稿 ママたちの熱い支持を集める「さぃさん」
2023/04/16 06:00【前編】子だくさん11人家族ーー。山本家が日本を救う!から続く「大家族だからって、節約は特に意識しませんね」中古住宅をリフォームした持ち家に住み、電気代は月3万6千円、容量12kgの洗濯機を1日3回……。福井県在住・山本彩子(さいこ)さん一家は、不景気の令和の今日も楽しく過ごしている。長女・陽華(はるか)さん(17)、次女・ちひろさん(15)、長男・理一(りいち)くん(13)、次男・勇心(ゆうしん -
平均78歳のおばあちゃんが経営する「BaBaピザ」代表・キョウコさんが語る波乱万丈の半生
2023/04/09 06:00【前編】ばぁば6人、ピザも元気もおまちどお!平均年齢78歳のおばあちゃんたちが始めた「BaBaピザ」から続く「ピザにハマグリの取り合わせも珍しいし、コクのあるホワイトソースにもハマグリの煮汁を使っているそうで、海の香りがしておいしかったです。なにより、元気をいただきました。うちの母もみなさんと同世代ですが、足を悪くして閉じこもりがちな生活なので、うらやましい。老いても元気でいるには、働き続けること -
ばぁば6人、ピザも元気もおまちどお!平均年齢78歳のおばあちゃんたちが始めた「BaBaピザ」
2023/04/09 06:00「トッピング用のピーマンやベーコンは、これで足りるかな?」「最近はミックスピザの注文も多いから、もっと刻んでおこうか」「あいよー!」九十九里浜の中央に位置する千葉県山武市の蓮沼地区。浜に向かって広がる畑の前に、「BaBaピザ」という小さな店がある。働くのは73歳から86歳までの女性たち6人。平均年齢78歳の、その店名のとおり、おばあちゃんたちが運営するピザ店だ。営業は金・土・日曜の3日間だけ。地元 -
オンライン角打ちなど斬新なアイデアで、令和の時代を乗り切る「三益酒店」の三姉妹
2023/04/02 06:00【前編】東京・赤羽「三益酒店」の三姉妹 枯れかけた昭和親父の酒店「もう一度、咲かせます!」から続く「どんなタイプのお酒がお好みですか? なるほど、それでしたら、こちらの蔵元の純米吟醸酒、ピッタリだと思いますよ」地酒ファンが“聖地”とあがめる酒店には、この日も多くの客が詰めかけ、女性社長を筆頭にスタッフ皆が忙しく動き回っていた。「お姉ちゃん、電話よ。蔵元の方から」店舗奥の事務所から出てきた女性が、接 -
東京・赤羽「三益酒店」の三姉妹 枯れかけた昭和親父の酒店「もう一度、咲かせます!」
2023/04/02 06:00東京都北区。JR赤羽駅から徒歩20分ほどの団地の中にある、いわゆる“シャッター商店街”。その一角に、その店はあった。今回の物語の舞台、1948年創業の「三益酒店」だ。70年以上の歴史を誇る老舗酒店を現在、切り盛りしているのは、2016年に三代目社長に就いた長女・東海林美保さん(38)と、次女・由美さん(36)、そして三女・美香さん(28)の三姉妹だ。 先代で三姉妹の父・孝生さん(74)も、業界では -
大谷翔平の原点……佐々木監督、栗山監督ら「よき師」との出会い
2023/03/21 06:00【前編】大谷翔平と栗山監督 世界一の師弟愛「交流10年」知られざる「二刀流」秘話!から続くメジャーリーグでの大活躍を経て、5年ぶりに私たちのもとに帰ってきた大谷。自身には初出場のWBCという大舞台だ。世界中の度肝を抜いた「二刀流」は、たぐいまれな才能と努力が生み出したものであることはもちろんだが、出会いにも恵まれていた。選手の個性、長所を伸ばせる指導者たちの導きがあってこそ大谷の才能は大輪の花を咲 -
大谷翔平と栗山監督 世界一の師弟愛「交流10年」知られざる「二刀流」秘話!
2023/03/21 06:00「僕らは勝つだけだと思いますし、勝つことでやっぱり日本のファンの人たちは喜んでくれると思うので、そこだけだと思います」19日の練習後にマスコミに語った大谷翔平(28)。いよいよ準決勝を迎える侍ジャパン。’06年の第1回大会から2連覇を果たした後、優勝からは遠ざかっていた。だが、今回の代表チームは「歴代最強」と評されるだけに、14年ぶり、3度目のタイトル奪還に期待がかかる。世界一まであとふたつだ。「 -
祖母と孫、年の差51歳の驚きのラップユニット・赤ちゃん婆ちゃん爆誕秘話
2023/03/12 06:00【前編】ラップ極上!寝たきり解消! 祖母と孫、年の差51歳のラップユニット・赤ちゃん婆ちゃんより続く波乱の人生を送ってきた72歳の祖母・でこ八。ダブルの重病で一時は寝たきりに。21歳の孫・玄武とラップでステージに立ってからは、病気を忘れてノリノリ、ラップざんまいーー。滋賀県大津市在住の赤ちゃん婆ちゃんは、今年で結成5年目のラップユニット。2人の人生が投影されたリリックと、和のテイストも感じさせる楽 -
ラップ極上!寝たきり解消! 祖母と孫、年の差51歳のラップユニット・赤ちゃん婆ちゃん
2023/03/12 06:002月19日(日)17時。大阪市西成区にある大衆演劇の「梅南座」。本日夜の部の演し物は、二代目市川おもちゃ(45)率いる「おもちゃ劇団」の人情劇。第一部の芝居が終わり、太夫元(興行主)の市川恵子のご挨拶となる。「これから、今日の特別ゲストさんの登場。ほんまの、おばあちゃんとお孫さんのラップのコンビです。その名も“赤ちゃん婆ちゃん”。私、感心したのは、本番直前まで、楽屋で熱心に2人でラップの稽古をして -
「わが家よりもここで死にたい!」“看取りの家”「ぽらりす」代表・岡田美智子さん
2023/03/05 06:00写真上段左から、岡田さんの次男・孝さん、スタッフ・小林幸恵さん、同・山田みよ子さん、同・保科梨絵さん、岡田さん、入居者・キクエさん、岡田さんの姪・佐々木由希さん、スタッフ・赤荻鉄夫さん、岡田さんの長男・晃さん。下段は全員が入居者。左から、クニオさん、セチコさん、フミちゃん、マルちゃん、ヨウコさん、ノブコさん、カズコさん ※撮影のため、マスクを外しています「セチコさーん、ご飯ですよー」ある日のお昼時 -
入居者も介護者もひとつの家族“理想的なついのすみか”「ぽらりす」
2023/03/05 06:00【前編】「わが家よりもここで死にたい!」“看取りの家”「ぽらりす」代表・岡田美智子さんより続く茨城県つくば市の介護型サービス付き高齢者向け住宅「ぽらりす」。介護福祉士の岡田美智子さん(69)は、この施設の代表である。2004年に開業した「ぽらりす」。入居した人たち皆が皆、「ここで最期を迎えたい」と話し、地域の医療従事者たちも「理想的なついのすみか」と口をそろえる。その理由は、ルールやマニュアルで入 -
オリコン常連で中卒の作詞作曲家・岡嶋かな多さん「音楽を作って辛さも悲しさも成仏させてきた」
2023/02/26 06:00「このスタジオで、一人籠って曲や詞を作ることもあります」東京・恵比寿駅に近い地下の音楽スタジオでそう話した女性は、作詞作曲家の岡嶋かな多さん(38)。手がけたアーティストは安室奈美恵やSnow ManからBTSまでと幅広く、オリコン1位は通算120回以上。売れっ子の彼女だが、そのプロフィールは「異色」と言えるかもしれない。中学卒業後、高校には行かず音楽業界に飛び込んだ。1月に出版されたばかりの著書 -
BTS、Snow Manなどを手掛ける作詞作曲家で二児の母「キャンピングカーで子育て」する岡嶋かな多さん
2023/02/26 06:00【前編】オリコン常連で中卒の作詞作曲家・岡嶋かな多さん「音楽を作って辛さも悲しさも成仏させてきた」から続く「すみません! ギリギリになっちゃって」2月初旬の、よく晴れた日の正午前。東京・恵比寿駅に近いビルの地下にある音楽スタジオへ、駆け込んできた一人の女性。小柄な体に、ブルーに染めた髪がよく似合っている。「今朝、子供たちが、なかなかすんなりと保育園に行ってくれなくて……次男の夜泣きがハンパないって -
「街の人情伝えます」現役91歳 かあちゃん記者、疾走る
2023/02/19 06:00創刊50年、主筆になって40年。月2回発行のタブロイド判のローカル紙を作り続けてきた。一年中、中野の街を疾走するかのように東奔西走、休刊したことのないのが自慢と胸を張るのは、『週刊とうきょう』主筆兼記者・涌井友子さんだ。90歳を前に大腿骨骨折の大けがを負うが、取材への情熱でリハビリに励み、1カ月で退院。愛用の杖をつきながら、いまでも1万歩を超えて歩く日も多いというから驚きだ。その活動の原動力は、自 -
91歳の現役記者 赤ちゃんをおんぶして取材にいそしみ、今年で40年
2023/02/19 06:00【前編】「街の人情伝えます」現役91歳 かあちゃん記者、疾走るより続く中野区白鷺にある細田家住宅は、区内に唯一残る江戸末期のかやぶき屋根の古民家だ。樹木に覆われたその敷地内で、1月29日の日曜日の午後1時から、「中野たてもの応援団」によるたくあん作り実習の樽開けが行われた。昨年から仕込まれていた50本のたくあん漬けが完成するとあって、大勢の参加者が集まった。「この大根の品種は? 練馬大根じゃないん -
「プロポーズのとき、ペアは決まっていなかった」奇跡のW双子夫婦が初告白
2023/02/12 06:00【前編】W双子夫婦仕事も家も4人で50年!夫婦2組の「生涯いっしょの誓い」から続く「おはよう! 今日もおんなじね」幾何学模様のブラウスをまとった喜久子さんが、同じ装いの美智子さんに声をかける。2人はそのまま、合わせ鏡のように並んで朝食の支度に入る。一方が数種類の野菜を手早く洗い、もう一方はフライパンをコンロにかけて、火を点ける。数分後、忠義さんと孝晴さんが、同じジャージスタイルで下りてくる。まず2 -
W双子夫婦仕事も家も4人で50年!夫婦2組の「生涯いっしょの誓い」
2023/02/12 06:0050平方mほどのフロアに十数台のミシンが置かれ、Tシャツやブラウスの形状にカットされた布地が、そこかしこに積み上げられている。「こうしてね、指で布をしっかりと押さえながら縫っていくの。そうするとヨレないから」工業用ミシンの前に座り記者に縫い方を説明してくれているのは、深見孝晴さん(80)だ。孝晴さんがフットペダルを踏み込むと、軋むようなモーター音が響く。縫っているのは真っ白いトレーナーの襟元部分だ -
シンガー・ソングライター小椋佳 もう燃え尽きた…でも、余生も愛燦燦
2023/02/05 06:00「どうも、お疲れさまです。はい、よろしくお願いしますね」NHKホール(東京都渋谷区)の通用口に姿を現したのは、白い作務衣に黒いダウンジャケットを羽織り、ベージュのハンチング帽をかぶった高齢男性。ゆっくりとした歩みで、楽屋へと続く通路を歩いていくと、ステージのメンバーがお辞儀をするのを見て、軽くあいさつをする。「人生、もう生き尽くしたなって感じで、いつ死んでもいいと思っているんです。だからこの白い作 -
『夢芝居』はいいかげんに作ったら大ヒットしてびっくり 異色のシンガーソングライター小椋佳
2023/02/05 06:00【前編】シンガー・ソングライター小椋佳 もう燃え尽きた…でも、余生も愛燦燦より続くその最後のステージは、観客席を埋め尽くしたファンからの万雷の拍手が湧き起こり、幕が上がった。ステージ中央で選びに選んだ名曲を歌い上げる小椋佳(79)。心に染み入るような声に衰えは感じない。アンコールでは、壮大な『山河』を歌い上げ、『SO-LONG GOOD-BYE』で締めくくる。50年以上に及ぶ輝かしい音楽人生を締め