うつ病の最新ニュース
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65歳から増える「老人性うつ」認知症と誤診され症状悪化のケースも…見分ける方法は?
2024/05/15 11:00「65歳以上の人が発症するうつ病を『老人性うつ』といいます。この老人性うつは、認知症と症状が似ている部分もあり、見分けにくいんです。認知症と思っていたら老人性うつだった、あるいは、それら2つの症状が合併しているケースもある。それだけ診断が難しいんです。また、老人性うつが、認知症の発症リスクを高めることもあります」えびな脳神経クリニック理事長で、同院認知症疾患医療センター長の尾﨑聡医師が、こう話す。 -
食欲が止まらない!寝ても眠い! 一般的なうつとは違う「冬季うつ」に要注意
2024/01/29 11:00「最近、体がだるくて、なかなか起きられない」「甘いものばかり食べてしまい体重が増えた」この季節、そんな人が増えているという。「気づいていないだけで、その体のだるさや過食は“冬季うつ”が原因かもしれません」そう警鐘を鳴らすのは、心療内科医の斧澤克乃先生。冬季うつの正式な病名は“季節性情動障害”。別名“ウインター・ブルー”とも呼ばれている。「冬場に日照時間が短くなることで、脳内の神経伝達物質のひとつで -
睡眠が2時間不足でうつや不安障害リスク…「脳冷やし」で快眠、健康なメンタルへ
2023/11/01 15:50実際の睡眠時間が、理想の睡眠時間から2時間不足する人の約3割は、うつ病や不安障害の疑いがある……。政府は10月13日に’23年版「過労死等防止対策白書」を公表。そのなかで、睡眠時間と精神疾患の関係についての調査結果に言及している。まず、理想の睡眠時間は半数近くが「7~8時間」と答え、「6~7時間」と合わせると8割近くに。しかし、実際の睡眠時間は「5~6時間」がもっとも多い。次に、理想の睡眠時間が確 -
外出したくない、顔を洗うのも面倒……その異変「夏うつ」かも!?
2023/09/15 06:00残暑厳しい日が続き、夏風邪や夏バテなど体調不良が起きやすい。加えて、なんだかやる気が出ない、気分が落ち込むといった症状も見られたら、それはもしかして“夏季うつ”かもしれない。「夏季うつとは、季節性感情障害の一種で、不眠、倦怠感、だるさ、食欲不振など、夏バテに似た症状が現れます。しかし、夏バテが食欲不振や睡眠不足による体力低下だけなのに対し、夏季うつは外出がおっくうになる、不安感を伴うなど、メンタル -
「抹茶を飲むと『うつ症状』軽減に効果あり」最新研究で判明
2023/04/30 06:00「私たち日本人になじみ深い抹茶に、『うつ』の症状を軽減させる効果があることが、今回の研究で明らかになりました」こう話すのは、熊本大学大学院生命科学研究部准教授の倉内祐樹先生。今年1月、倉内先生は文部科学省科学研究費助成事業として行った抹茶の効能に関する研究の成果を、オンライン科学誌『Nutrients』で発表した。6年ほど前から抹茶と精神的なストレスとの関係について研究を始めたという倉内先生。今回 -
心の病いや家庭内暴力に発展するリスクも…「夫のひきこもり」が急増中
2023/04/14 06:00「ひきこもり」というと、学生をはじめ若い人たちの話だと思われがちであるが、中高年の男性の間で「ひきこもり」の人が増えている――。そんな実態が、内閣府が3月31日に公表した「こども・若者の意識と生活に関する調査」から浮かび上がった。全国の10歳から69歳の3万人を対象にアンケートを実施し、その回答に基づいて、15〜64歳のひきこもり状態の人は全国に146万人いると推計された。「ひきこもりの人は『自分 -
元気がなくなる、食欲減退が初期症状の「老人性うつ」認知症との違いは?
2023/04/05 11:00長年にわたり高齢者医療の現場に携わってきた精神科医の和田秀樹さんは、うつ病全体の患者のうち、高齢者の占める割合が増えてきていると警鐘を鳴らす。「日本でははっきりした統計がとられていませんが、アメリカの地域住民調査などでは、65歳未満で人口の3%ほどだったうつ病の有病率が、65歳以上では約5%に上昇するという結果が出ています。高齢者ほど発症しやすい病気であることを考えれば、高齢化が顕著な日本では必然 -
カメラ、ダンスが効果大…“うつリスクを下げる”高齢者の趣味
2022/07/27 11:00「3年間の追跡調査によって、『65歳以上で芸術文化的な趣味を持つ人は、うつになりにくい』ということがはっきりとわかりました」そう話すのは、国立長寿医療研究センター老年社会科学研究部の野口泰司研究員。同センターの研究グループは今年4月、高齢者の趣味とうつの発症との関連を分析したデータを発表した。これまで英国を中心に、音楽や絵画などの芸術文化的活動、いわゆる“アート活動”がうつや認知症の予防になること -
最新論文が警鐘「砂糖とりすぎで精神疾患リスクが高まる可能性」
2021/12/09 06:00「砂糖の取りすぎは、精神疾患のリスクにつながる」甘いもの好きの女性にとっては気になる論文が、11月にアメリカの科学誌『サイエンス・アドバンシス』に発表された。研究を行ったのは、東京都医学総合研究所などの研究班。主任研究員の平井志伸さんは、こう明かす。「リスクが高いのは砂糖や異性化糖などと呼ばれる糖類です。異性化糖は商品ラベルに“ブドウ糖果糖液糖”や“果糖ブドウ糖液糖”などと書かれていて、清涼飲料水 -
マツコ 実母の死から5年…自宅ゴミ屋敷化に専門家は“仮面うつ”を指摘
2021/10/21 06:00「今、すごいことになっている。部屋の乱れは心の乱れ。自分の精神状態が家に反映されているのよ」9月30日放送の『マツコ&有吉 怒り新党 解散!! 生放送2時間スペシャル』(テレビ朝日系)で自宅が「ゴミ屋敷」寸前と明かしたマツコ・デラックス(48)。テレビ局関係者は言う。「昨年のステイホーム中にもゴミ袋が台所に山積みになり、『ゴミ屋敷』化していたそうです。何度か片付けたそうですが、今回さらに悪化したよ -
「夏バテ」より不調は深刻…「夏うつ」の見落としにご用心
2021/08/09 06:00「夏になると不眠や食欲不振を訴える患者さんが多くなります。特に今年は、新型コロナウイルスによるマスク習慣のストレス、巣ごもりなどの環境の変化、人と会う機会が減ることによる孤独感などから『夏うつ』の症状を訴える患者さんが急増しています」そう語るのは、日本栄養精神医学研究会会長で、山口病院(埼玉県川越市)の副院長、奥平智之先生。夏バテはよく耳にするが、夏うつとは、どんなものなのか?「夏うつとは、夏特有 -
大坂なおみも“うつ”に…専門家勧める「期待に応えない生き方」
2021/06/09 11:00「大坂なおみ選手(23)は、ツイートでは“depression”という言葉を使っています。この言葉が医師から診断されたうえでの“うつ病”なのか、気分が沈み込んでしまうという意味での“うつ状態”ということなのかは現時点ではわかりません。しかし大坂選手が繰り返し襲ってくる自信喪失という苦悩と必死に闘っていることは伝わってきました」そう語るのは、立教大学教授で精神科医の香山リカさん。全仏オープンを棄権し -
大坂なおみ“うつ告白”に芸能界もエール続々…ヒロミ、宮根ら
2021/06/02 19:53テニスの全仏オープン選手権での会見を拒否し、大会からの棄権も発表した大坂なおみ選手(23)。SNSでうつ病も告白した彼女を心配する声が相次いでいる。大坂選手は1日(日本時間)に、自身のTwitterを更新。棄権について他の選手や自身の健康のために最善としたうえで、こう綴っている。《実は私は2018年全米オープン以来、長い間うつ病に苦しんできたということです。そして、その対処に本当に苦労しました。私 -
元会社員、現“幻の”シフォンケーキ店 うつを乗り越え見えた道
2021/04/19 11:00「『ちゃんちき堂』さんですか? ネットで知ったけど、偶然見つけられて、ほんとラッキー。奥多摩にウチのお墓があって、そこで会えるかなって思っていたけど、まさか(隣の)青梅で会えるなんて」「さっき旦那が『いるぞ。今なら買えるぞ』って教えてくれたから、急いで追いかけてきたんです。大事にいただきます!」スマホを片手に記念撮影までお願いされているのは、黄色いつなぎにトレッキングシューズ、からん、からんと腰と -
30分で60個完売のシフォンケーキ 妻と義母の支えでうまれた
2021/04/19 11:00しっとりもちもちの口当たりに、優しい甘さ。通販やリヤカーでの行商でシフォンケーキを販売する「ちゃんちき堂」の主人、久保田哲さん(49)の作る味は、多くの人の心を癒し、笑顔にしてきた。哲さんもまた、癒され、救われたうちの一人だ。うつになり会社を辞めたつらい日々を支えてくれたのは、妻のかおりさん(45)と、義母が焼いてくれたこのケーキ。食べた瞬間、これを売って生きようと決めた――。哲さんはIT企業に入 -
無職になった息子がコロナ鬱に…ゲームの課金で100万円借金
2021/03/25 15:50「多額の負債を抱えて『夫には言えない』、と悩む人は少なくありません。出費を言いだせず夫婦の不和を呼び、さらにストレスがたまる、というケースもあります」そう話すのは離婚経験を生かし、カウンセリング的手法で夫婦問題に向き合う弁護士・原口未緒先生。「コロナ禍で収入が激減し、やむなく借金をしてしまった人も多いです。借入金が膨らみ、完済のめどが立たない場合、基本的な選択肢は以下のようになります。高い金利を再 -
「嫉妬深い人は危険」と大学教授、心筋梗塞を招きやすい性格
2020/11/04 15:50「新型コロナウイルスの影響でコロナうつが増加しています。うつ病はまじめで責任感が強い人ほどなりやすいといわれるとおり、性格や物事の捉え方が、病気のリスクに関わることもあるのです。しかし、性格が病気の発症に影響するのは、何もメンタル系の病気に限りません。実は心筋梗塞や認知症といった病気も、性格が関係しているのです」そう語るのは、東北大学医学部の辻一郎教授。現代病ともいえるこれらの病気が、性格とどう関 -
「楽観的な考え方が心筋梗塞と認知症を避ける」と医学部教授
2020/11/04 15:50食事や睡眠などの悪い生活習慣が病気のもとになる、とは知っていても、「性格」が病気と関係するのは初耳な人が多いのでは? 今日から少し意識して、健康な人生を手に入れようーー!「新型コロナウイルスの影響でコロナうつが増加しています。うつ病はまじめで責任感が強い人ほどなりやすいといわれるとおり、性格や物事の捉え方が、病気のリスクに関わることもあるのです。しかし、性格が病気の発症に影響するのは、何もメンタル -
女性の自殺が急増中…香山リカ「うつ重症化の前に早期診断を」
2020/10/09 11:00芸能人に相次ぐ不幸。長引くコロナ禍もあって、多くの人の心は疲弊している。大丈夫だと思う人ほど、注意したほうがいいという。うつの見分け方を専門家に聞いたーー。「コロナ禍のなか、ここ1〜2カ月で『うつ』になる人が増加している傾向がみえます。私が診察していても『うつ』と診断する方は確実に増えてきていて、その7割方が女性という印象です」こう話すのは、立教大学教授で精神科医の香山リカさん。緊急事態宣言が出さ -
ニュースを見るのは朝夕の2回だけに…うつ自殺を防ぐ10習慣
2020/10/09 11:00「コロナ禍のなか、ここ1〜2カ月で『うつ』になる人が増加している傾向がみえます。私が診察していても『うつ』と診断する方は確実に増えてきていて、その7割方が女性という印象です」こう話すのは、立教大学教授で精神科医の香山リカさん。緊急事態宣言が出された4月ごろにも「コロナうつ」の危険は指摘されていたが……。「緊急事態宣言のころは『感染したらどうしよう』という、新しい感染症への恐怖心や不安、一過性の心の -
コロナ禍での介護うつに警鐘、負担減らすのは“甘え”じゃない
2020/09/20 11:00「現在のコロナ禍にあっては、とくに介護うつ発症のリスクが高いといえるでしょう。ただでさえ弱っている高齢の家族に万が一のことがあってはいけないと、外出や友人との食事を控えたりしているうちに、家に閉じこもって介護に向き合う時間が増え、逃げ場がなくなる。こうした傾向は、うつ病の発症につながります」そう話すのは、高齢者の訪問診療に取り組む、つばさクリニック院長の鈴木智広先生だ。介護うつとは、介護や看病から -
コロナ禍でリスク高まる介護うつ、最善の対策は「相談」
2020/09/20 11:00身の回りのことは、全部自分で決めたい。そういえば、趣味が少ないほうかも……。思い当たるフシがある人は要注意! 介護によるストレスで、「介護うつ」になってしまうかも。回避のポイントは“頼る”ことだーー。「現在のコロナ禍にあっては、とくに介護うつ発症のリスクが高いといえるでしょう。ただでさえ弱っている高齢の家族に万が一のことがあってはいけないと、外出や友人との食事を控えたりしているうちに、家に閉じこも -
Wanna One出身カン・ダニエル活動休止へ うつ病など抱える現状
2019/12/04 15:17Wanna One出身のソロ歌手カン・ダニエル(22)が12月4日、芸能活動を中断すると発表した。公式インスタグラムにはファンから応援のメッセージが殺到している。4日、所属事務所のKONNECTエンターテイメントは「カン・ダニエルは今年上半期から免疫力の低下による健康状態の悪化と精神的な不安症状により通院し、精密検査を通して、“うつ病およびパニック障害”と診断された。以降、心理治療と薬物処方を通し -
「聞こえづらい」を老化で片づけるな!難聴が招くトラブルの数々
2019/11/20 06:00「近視や遠視などで、ものが見えづらくなるのと同様に、なんらかの原因で聞こえづらくなるのが『難聴』。特別な病気などではなく、誰でもなる可能性があるのです」そう語るのは、これまで3万人以上の治療をおこなってきた日本リバースの今野清志院長。そもそも難聴とは、「音がほとんど聞こえない」のではなく、「聞こえづらい」状態を指す。いっぽうで、自分の視力(見え方)はある程度具体的に答えられる人が多いのに対し、自分 -
「心の病気の予防」とも言われる成分を含んだ卵料理レシピ5
2019/03/13 16:00「心の病気は、薬を服用して症状を抑えていても、やめてしまえば症状はまた現れます。心身ともに薬に頼らないで健康を取り戻すことが大切だと私は考えます」そう話すのは、新著『薬に頼らずうつを治す方法』(アチーブメント出版)が話題となっている、ふじかわ心療内科クリニック・藤川徳美院長。食事改善を中心とした治療に、「20年以上のうつ状態から抜け出せた」「一生飲むと言われた薬をやめられた」など、患者さんから喜び