3月14日、いよいよ北陸新幹線の長野〜金沢間が開通。東京と金沢が最速2時間28分で結ばれる。4年前、九州新幹線が全通した際「福岡・佐賀・熊本・鹿児島の売り場から1等が出る」と本誌でズバリ予想したのが、風水建築家の山下剛さん。
この年、九州新幹線沿線の売り場から合計ジャンボ1等22本(総額66億円)が飛び出した。これは前年の2倍という驚くべき数字で、地元でも「新幹線が億を連れてきた」と大騒ぎになったほどだ。
「新幹線開通は人の流れを大きく変える一大事。宝くじの大当たりはなぜか社会的な吉事と連動します。北陸新幹線開通で、まちがいなく’15年は富山・石川県の当たり年になるはずです」(山下さん)
さっそく本誌は新幹線開通前夜の北陸に飛んだ。最初に訪れたのは金沢市「金沢スカイプラザチャンスセンター(以下CC)」。市内の観光スポット・近江町市場の向かいにあり、’12年ドリーム1等2本が出るなど、観光客にも人気の売り場だ。
「つい先日も、静岡からの一人旅という若い男性が店頭で10枚、スクラッチを買って。その場で削ったら『これ当たりですか?』と。確認したら、たしかに100万円の大当たりでした」(販売員・吉田千代子さん)
新幹線は金沢までだが、車両基地のある白山市まで路線は延びている。その白山市にあるのが、’11年オータム、年末とジャンボ1等が続き、全国にその名を知らしめた「松任アピタCC」。
「この売り場は最初から運がよく、’95年のオープン直後に年末1等3億円が。当時は『売り場のあるアピタの外壁が、金運を呼ぶ鮮やかな黄色だから』とよく言われました」(販売員・坂本美津子さん)
北陸新幹線開通で盛り上がっているのは、富山県も同じ。その富山市内で’14年サマー1等6億円をはじめ、これまで億万長者11人(総額19億円)を出しているのが「太郎丸CC」。売り場横に布袋様の大きな石像がある。
「最初に1等が出たとき、お祝いに設置したのですが、土ぼこりなどで黒くなってしまったんです。『これでは気の毒』と’07年夏前に、販売員が総出で磨き上げ、真っ白にしたところ、サマー2等1億円が。以来、億が途切れないんです」(店長・田口淳さん)
富山市内には総額12億円以上を出している「富山アピタCC」もある。最新は’13年ドリーム1等1億円だ。
「’06年年末2等1億円のときだったと思います。売り場に確認にきたおじいさんが当せんしていて。ただならぬ雰囲気で、周辺のお客さんにも大当たりが伝わってしまったみたいで、そのおじいさんをみんなで“なでなで”し始めて。『あやかりたい』『福を分けて』と大盛り上がりに。あのときのはじけるようなみんなの笑顔が今も福を呼び続けている気がします」(販売担当・福田勝利さん)
金沢の地名は、地元の沢で砂金が取れたことによるという。一方、富山は、山が連なり「富める山の国」に由来するというのが有力。そんな金運に満ちた地名にあやかるなら、北陸新幹線が開通する今ですよ!