春本番、桜の季節が到来。とはいえ、コロナ禍で遠出はむずかしい。そこで、ご近所を散歩してみてはいかが? お供には「ウオーキングアプリ」がおすすめだ。スマホに無料のウオーキングアプリをダウンロードすれば、歩数をカウントしてくれるうえ、設定した目標をクリアすればポイントがもらえ、買い物に使えるものもある。
そんな、健康になり、お得感もある一石二鳥アプリを経済ジャーナリストが解説してくれたーー。
■歩くだけで投資もできる時代に
【1】RenoBody
歩数をカウントし、歩いた距離、消費カロリーなどを表示します。目標は一律で、1日8,000歩。これをクリアすると、イオンの「WAONポイント」が1ポイントもらえます。WAONポイントは1ポイント=1円分の電子マネーWAONとして、買い物などに使えます。
【2】Coke ON ウォーク
まず、自分の目標を設定します。1週間単位で目標を達成すると、スタンプが1つもらえ、15スタンプ集めると「ドリンクチケット」が1枚手に入ります。ドリンクチケットは、全国に約36万台あるアプリ対応のスマホ自販機で、お好きなコカ・コーラ製品と交換できます。
ほかにも累計歩数でスタンプがもらえるキャンペーンもあります。
【3】Money Step
歩いて投資資金をためるアプリです。1日1万歩で3ポイント=3円、1カ月20万歩で10ポイント=10円相当の「トラノコポイント」がたまります。たまったポイントは投資アプリ「トラノコ」で、5円から1円単位で、本物の長期分散投資に使えます。
【4】横浜市のよこはまウォーキングポイント
大阪府の「アスマイル」や静岡県藤枝市の「あるくら」など、自治体が運営するウオーキングアプリもたくさんあります。
たとえば横浜市の「よこはまウォーキングポイント」だと、1日に2,000歩以上4,000歩未満なら1ポイント、4,000歩以上6,000歩未満なら2ポイントなど、歩数に応じて毎日最大5ポイントがもらえます。
3カ月分のポイントが200ポイントを超えるなど条件を満たした方の中から抽選で、JCBギフトカード1,000円分が当たります。また、年間累計ポイントでの抽選もあり、商品券のほか、血圧計などが当たります。
ほかにも東京海上日動あんしん生命の医療保険「あるく保険」は、加入者に歩数計アプリを配布しています。カウントした歩数が1日平均8,000歩以上になると、半年ごとの達成状況に応じて2年後に「健康増進還付金」としてキャッシュバックを行います。
新型コロナ感染の収束はまだ見えません。感染予防はもちろん大切ですが、ずっとステイホームでは歩行能力や認知機能の低下が心配です。マスクなど感染対策を万全にし、お小遣い稼ぎもかねて、ご近所を歩きましょう。
「女性自身」2021年4月13日号 掲載