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コロナ禍が少し落ち着き「ストレスを発散したい」人が多いだろう。だが、コロナ不況が続くなか、“ムダ遣い”はしたくない。

 

「買い物は『選択』の連続です。何かにあおられ“選択させられた”買い物は危険です」

 

そう警鐘を鳴らすのは、行動経済学を研究する橋本之克さんだ。

 

「売り手は私たちの物欲を刺激しようと、行動経済学などによるさまざまな方法を駆使します。私たちが何も知らず、売り手のワナにはまり続けると、買い物の9割がいらないムダ遣いになってしまうかもしれません」(橋本さん・以下同)

 

ムダ遣いのワナを見抜けるように、行動経済学が指摘する“誘導パターン”を教えてもらおう。

 

【ワナ1】「返品無料」のコピー

 

ネット通販は便利だが、洋服や靴だと微妙なサイズ感や色、風合いなどがわからないのがネックだ。だが返品無料だと、きちんと吟味せず気軽に注文する人がいる。

 

「商品が届き試着すると、それは“自分のもの”に思え、『せっかく手に入れたものを手放すと損』だと感じるようになります」

 

その結果「損したくない」人ほど、多少の不満は大目に見て買う羽目に。返品無料のコピーに乗って、安易に注文してはいけない。

 

【ワナ2】「定期購入・サブスク」

 

定期購入やサブスクには、初回無料や通常価格より安いなどの特典がある。「同じ買うなら安いほうがいい。試してダメなら解約できる」と思って契約するが……。

 

「人は慣れた状況を好み、変化を嫌います。いったん始めると『ここでやめたらもったいない』などと現状を維持したい気持ちが強く、買い続けてしまう人が多いです」

 

また、解約手続きは複雑で「今は面倒だ」と先送り。そのうち、契約自体を忘れてしまうことも。

 

「使い放題の元が取れるくらい使い倒していない定期購入やサブスクは、利用料の払い放題でしかありません。今すぐ解約を」

 

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