今からコツコツ片付けを(写真:PIXTA) 画像を見る

「片づいていない実家の遺品整理を業者に頼むと、100万円くらいかかるのが一般的です」

 

衝撃の料金を教えてくれたのは、『人生最後の片づけ・整理を始める本』(メディアパル)の著者で、生前整理・遺品整理アドバイザーの上東丙唆祥さん。

 

親の死後、実家を子どもだけで片づけるのは大変。遺品整理の費用がこれほど高額だと、親が残した葬式代では足りない場合もある。

 

「地方など家が広くて納戸や蔵がある場合は、100万円以上かかることも珍しくありません。普通の家でも、下駄箱が靴であふれるような家は間違いなくモノが多い。そのうえ、不動産の権利証やマイナンバーカードなど探し物があると、料金がかさみます。反対に、スッキリしたモノの少ない家は業者に頼んでも3分の1程度の費用で済むでしょう」(上東さん、以下同)

 

業者に頼んだ場合の部屋ごとに遺品整理にかかる費用と、片づけアドバイスを下にまとめた。モノの多い実家を連想して、ゾッとした人もいるのでは。

 

「遺品整理業者はただモノを捨てるだけではありません。自治体のルールに従って分別し、それぞれを適切に廃棄するための料金です。ですが、たとえば焦げた鍋を所定の回収日に自分で捨てると無料です。家具なども子どもが力を貸して粗大ゴミとして自治体に回収してもらえば1台2千~3千円。モノが減れば遺品整理の費用も抑えられます。また、不用品を増やさないことも大切です」

 

100万円もの整理費用を抑えるため、実家の片づけを始めよう。

 

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