韓国遠征中に水原容疑者の違法賭博が発覚。多額の被害を受けたことが判明し、失意の大谷を真美子さんは笑顔で支えた 画像を見る

誰も予想できなかったことがたった2カ月で次々と起こった。2月29日(日本時間、以下同)、大谷翔平選手(29)が結婚を発表。韓国遠征に旅立つ3月15日にツーショットを公開し、お相手は元バスケットボール選手の田中真美子さん(27)だと判明した。

 

祝福のから一転、開幕戦後に盟友・水原一平通訳(39)の違法賭博への関与が発覚。4月12日、水原容疑者は銀行詐欺の容疑で米連邦地検から訴追され、大谷の被害額は総額1千600万ドル(約24億5千万円)を超えた。

 

真美子さんとの出会い、結婚。一平の裏切り……大谷翔平の人生を激変させた3年間をたどる。

 

全幅の信頼を置いていた人間に24億円以上の大金を盗まれていたと発覚しても、大谷のメンタルは崩れなかった。水原容疑者の訴追から一夜明けた13日には、松井秀喜氏に並ぶ日本人最多のメジャー通算175号本塁打を放った。開幕から40打席ノーアーチと自己ワーストを更新したが、待望の今季1号を放ってから調子を取り戻した。

 

「やっぱり、僕らの想像を超えてくる選手ですよね。ほとんどの人から『無理に決まっている』と言われながら二刀流を成功させたように、今まで未踏の地を開拓してきた経歴が『何があっても乗り越えられる』という自信の裏付けになったのだと思います。ドジャースのキャンプ取材に行った今春も、大谷は威風堂々としていました」

 

大谷の尊敬するダルビッシュ有と親交が深く、かつてベストナイン3回、盗塁王1回に輝いた野球評論家の高木豊氏(65)はそう語る。

 

「ずっと一緒にいた通訳が急に消える直前に、真美子さんと結婚した。やっぱり、大谷は運が強いなと思います。これほどの選手でも、今の状況で家で一人ぼっちになると孤独を感じるし、余計なことも考えてしまうかもしれない。妻の存在は本当に大きいですよ」

 

4月9日の試合後には「ここ数週間いろいろあったので、隣に誰かいるかどうかはだいぶ違うと思うし、そういう意味ではいてくれてよかったなと思うことはありました」と新妻・真美子さんへの感謝を述べていた。

 

「言葉の通じない海外での生活ですから、お互いに孤独を感じると思うんですよね。2人で支え合っていく必要があるし、これから絆はより深くなるでしょう」(高木氏)

 

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