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ある調査の報告によると「猛暑で生活習慣健康状態に変化が出た」と7割以上の人が回答(オムロンヘルスケア2024年8月調査より)。

 

耐えがたい暑さは、外出控えや気力の低下、睡眠不足の原因になる。結果、精神的なストレスが増えたと感じる人が、今年の夏は急増。このストレスは高血圧を招く。

 

その血圧上昇を「1日2本のなす」で抑えられることが、信州大学の研究で明らかになった。

 

「1996年、『高知なす』に血圧を下げる効果を持つ、コリンエステルという成分が多量に含まれていることを突き止めました。その量は、ピーマンやにんじんなどの野菜一般と比べて約3千倍以上です」

 

こう話すのは、コリンエステルを発見した信州大学学術研究院(農学系)准教授の中村浩蔵さん。

 

コリンエステルは神経伝達物質で、自律神経の活動を調節する。

 

「人の活動時に高まる交感神経の活動が抑制されることで、血圧の上昇を抑え、睡眠改善、気分改善、リラックス効果も期待できます」(中村さん、以下同)

 

しかも、コリンエステルの血圧抑制効果は、摂取したその日に出る人が多いというから驚きだ。

 

「長年高血圧に悩まされ、上が160mmHg程度だった血圧が、コリンエステルを摂取したその日に、120mmHgまで下がり、睡眠時に就寝後数時間で目が覚める症状が改善した人も。高血圧に悩む人が摂取すると、その日に効果が出る例は多く見られます。即効性が高い点もコリンエステルの特徴です」

 

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