家計簿は完璧につけようとしなくても大丈夫!(写真:mits/PIXTA) 画像を見る

「今年も貯められなかった。来年こそ家計簿をつけて、お金を貯めるぞ!」と誓いを立てる人も多いのではないだろうか。

 

だが、消費経済ジャーナリストの松崎のり子さんは「漫然と家計簿をつけてもお金は貯まりません」と指摘する。ただ支出を書くだけでは「またこんなに使ってしまった」とモヤモヤするだけだからだ。

 

「お金を貯めるには、お金をどう使っているかという現状把握が不可欠です。そのための家計簿ですから、ざっくりで構いませんが、定期的に集計し自分の“ムダ遣いのクセ”を見つけることが大切です」(松崎さん、以下同)

 

実は、家計簿を書くことに必死で、集計せずムダ遣いのありかを探さない人が多いという。

 

「家計簿で、無意識に使っているお金を可視化し、自分のクセが見つかれば、次はクセを意識してお金が貯まる行動に変えればいいのです。ムダ遣いが減れば、自然とお金が貯まっていきます」

 

とはいえ家計簿をつけようと意気込んでも、続かないことが多い。

 

「支出を全部細かく書こうとすると面倒で続きませんよね。私は家計のお悩みに応じて、記帳する部分を『○○だけ』と限定する簡単家計簿を提唱しています」

 

ではまず、どんな「○○だけ」家計簿が必要か、フローチャートをやってみて。5つの家計簿の記入方法やお金の貯め方を松崎さんに教えてもらおう。

 

「最近はキャッシュレス決済に悩む人が多い」と松崎さん。ポイント欲しさに何でもクレジットカードで払ったり、小銭を出すのが面倒とコード決済を多用したり。

 

「キャッシュレス決済で『つい使いすぎる』『いくら使ったかわからない』という人は『キャッシュレスだけ』家計簿をつけましょう」

 

キャッシュレス決済は現金より使った実感が乏しく、節約意識を忘れがちだ。また、ネット通販などレシートのないものもあり、何に使ったか思い出せないことも。

 

「キャッシュレス決済だけを1カ月分集計すると『こんなに使っているのか』と驚く人が多いです」

 

少額利用の多いコード決済などで、ムダ遣いのチリツモ化が進行しているのかも。「使いすぎ」を認識できたら、キャッシュレスを使おうとするタイミングで「この買い物はムダではないか」を考えるようになるという。

 

「クレジットカードは後払いなので、財布から現金が減りません。だから管理が難しいのです。

 

キャッシュレス決済の管理が苦手な人は、クレジットカードで払っても、買った代金を財布から抜き出し銀行口座に戻すか、支払用封筒に取っておくとよいでしょう」

 

チャージして使う電子マネーやコード決済は月の予算を守ること。

 

「現金がないからカード払いでしのぐのは最悪です。やめましょう」

 

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