コロナ禍マスク生活はまだまだ続きそう……と落ち込むにはまだ早い! ちょっとしたアイデアで、マスクを立派な「美容アイテム」にしちゃいましょう♪ キレイになれば気分もリフレッシュされますよーー。
「マスクの中では『口が緩んで半開き。頬が下がって、下の歯しか見えない』方が多いのです。そうした表情がずっと続くと、頬が垂れほうれい線が深くなる“ブルドッグ顔”に一直線。まずは『口を閉じる』意識、そして、ストレッチが有効です」
こう話すのは、表情筋研究家の間々田佳子さんだ。間々田さんは「口輪筋の衰えが心配」という。忘れがちだが、顔も筋肉でできている。体と同様、使わない筋肉は衰えるので運動が必要だ。そこで間々田さん直伝のストレッチを!
■首筋ストレッチ
口元を引き締め、たるんだ二重あごを撃退しよう。
(1)唇をすぼませ「ウーッ」と息を吐きながら、口角を中心に寄せる。5秒キープした後、唇をゆるめる。
(2)顔を右に向け、再び口角を寄せ「ウーッ」と5秒キープ。唇をゆるめて、正面に戻る。
(3)顔を左に向け、(2)と同様に行う。(1)〜(3)までを3〜5回で1セット。
「1日何セットでもOK。1カ月で変化が見えます」(間々田さん)
肌育成スペシャリストの川上愛子さんも口まわりのトレーニング“口トレ”をすすめる。
「マスクをつけ、会話も控えていると、表情を作る筋肉が衰えてしまいます。特に、口まわりの口輪筋や大頬骨筋を鍛えて、顔のたるみを防ぎましょう」(川上さん)
川上さん直伝の口トレは次のとおり。
■顔デブ解消口トレ
口を軽く閉じたまま左に動かし、ゆっくり右に動かす。10回で1セットを、1日2セット行う。
口を軽く閉じて、舌の先で唇の内側の周辺をぐるっとなぞる「舌ぐるぐる回し」も効果的だ。
「40歳を超えたら口角を上げる意識を持たないと、一度下がったら上がりにくくなります。なのに、マスクをしていると、忘れがち。口輪筋を鍛える口トレが必要です。マスクの中なら周りからは見えませんから、『通勤中、行きと帰りに1セットずつ』や『マスクをつけるたびに1セット』などルールを決めて、ルーティンに組み込みましょう」(川上さん)
マスクなしの日常が戻ってきたとき、若々しい笑顔でいるために、せっせとマスク内美容に励もう。
「女性自身」2021年4月13日号 掲載