ハイボールと糖質ゼロビール、豆乳とアーモンドミルク…どっちが痩せる?元リバウンド女王が解説!
画像を見る 元リバウンド女王も、正しい知識を身につけて「痩せ体質」に(写真:本人提供)

 

■停滞期の攻略がダイエット成功のカギ

 

さらにここさんは、ダイエットの戦略について次のように語る。

 

「どんなダイエットでも、体重が目標までまっすぐ落ちていくことはありません。ある程度減量できたら、体重の変化がなくなる『停滞期』が来ます。そこで私は、停滞期が来るごとにダイエットの項目を少しずつ増やすことを勧めています」

 

ダイエットの項目を増やす、とはどういうことだろう。

 

「最初の停滞期では、夕食のごはんの量を少し減らす。次の停滞期では、ウオーキングを追加するなど。小さなダイエット項目をたくさん用意して、停滞期が来るたびに少しずつ追加していくのです」

 

ダイエットといえば「1日800キロカロリー以内」や「毎日1時間走る」「米は食べない」などストイックな目標を立てる人が多いが、それは失敗のもと。

 

「初めからきついダイエットルールを設定すると、停滞期が来てもそれ以上何かを追加することはできません。すると、停滞期から抜け出せずにダイエットは失敗に終わります。ダイエットの序盤はしっかりとごはんを食べましょう。おなかが満たされた結果、『おやつを欲しない』という状態が理想的。1カ月に1kg減を目指して、ゆっくり着実に痩せるのがおすすめです」

 

実際、ここさんのダイエット指導を受けたA子さん(52)はダイエット開始から2カ月で4kgの減量に成功。当初「こんなに食べていいの?」と思ったそうだが、前述の戦略で無理なく痩せられたという。

 

しかもウエストが8cmもダウンし、洋服は11号から9号になるという見た目の変化ぶり!

 

「1kgの筋肉と1kgの脂肪を比べたら、脂肪は大きく、筋肉は小さい。体積が違うのは、筋肉は重く、脂肪は軽いからです。食べないダイエットでは筋肉が減ります。筋肉は重いので、せっかく体重が落ちても体積は小さく、見た目はあまり変わりません。A子さんは軽い脂肪をたくさん落としたので、4kgの減量でもウエストなどが激変。見た目がとてもスリムになりました」

 

正しい知識があれば、ことさらがまんしなくても、ダイエットは成功できる。

 

食べ物や運動の知識を正しく理解して、無理せず、効率よくスリムな体を手に入れよう。

 

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