20代の頃と変わらないプロポーションの秘訣は毎日のストレッチ(写真:高野広美) 画像を見る

「20代からプロポーションが変わらない私を、周りの人たちは“おばけ”と呼ぶんですが(笑)、80歳になってもドレスを美しく着こなせることを目標に、これからもストレッチを続けていきます」

 

そう語るのは、歌手の小柳ルミ子さん(73)。昨年、芸能生活55周年を迎えた彼女が見事なY字バランスを表紙で披露した初のストレッチ本『毎日少しずつ、柔らかい体になる!』(大和出版)が話題を呼んでいる。

 

驚異的な柔軟性をキープする“ルミ子流ストレッチ”をこのタイミングで初公開したのは?

 

「50代、60代のときにも『ストレッチの本を出しませんか?』といろんな出版社からお声をかけてもらいましたが、まだだろうなと。

 

だって70歳を過ぎたほうが、説得力が違いますからね。

 

73歳になった今でもヒールを履いてステージに立って歌って踊れる私の体を支えているのが40年間続けている日々のストレッチ。そんなストレッチの真価を伝えられるのは今だと思ったのです」(ルミ子さん、以下同)

 

“若さを保つ魔法はない”をモットーにするルミ子さんが続ける。

 

「体を若返らせるためには日々の少しずつの積み重ねしかありません。

 

ぽっこりおなかやいろいろと痛みが出ることを年齢のせいだからと諦めている人が多いけど、この本を読んだら、何歳からでも『がんばってみよう』という気持ちになると思いますよ」

 

ルミ子さんが、ストレッチ習慣を取り入れたのはケガの防止のためだった。

 

「ステージでガンガン踊っていた時代には、肩甲骨を骨折したり、何度も肉離れを起こしたり、体はボロボロ。

 

ストレッチは体のメンテナンスのためでした。

 

ところが、ストレッチを続けているうちに太りにくい体質になっていることに気づいたのです。

 

今でも私は食べないでいることが我慢できません。しかも週5回くらいお肉を食べるし、炭水化物や和菓子にも目がない。それでもダイエットに苦労したことがないのは、代謝のいい体を手に入れられたから。

 

毎日のストレッチによって作られたしなやかに動く筋肉があれば“代謝力”は衰えていかないのです」

 

しなやかなボディは年齢を感じさせないと、オリジナルのストレッチを考えたり、筋肉や関節の仕組みを学んだりしてきた。

 

「ストレッチのもっとも大きな効果は血流改善です。生きるために必要な酸素と栄養を運んで、入れ替わりに老廃物を回収してくる血液が通る血管は、全身の筋肉のなかに張り巡らされています。

 

筋肉がコリ固まってしまうと血流が滞り、体のすみずみまで酸素や栄養が届かなくなり、老廃物もたまってばっかりに。ストレッチで関節の可動域を広げて筋肉をほどよく伸ばしたり縮めたりすることで、血管がもまれてしなやかになります。

 

血行がよくなれば、代謝だけでなく内臓の動きもよくなる。それに老廃物もしっかり排出されるから肌のツヤがよくなります」

 

若さを作る“ルミ子流ストレッチ”は、芸能人らしく高額なジムに通ったり、特別なトレーナーが必要だったりするのでは?

 

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