おやじさんの死の前後、店員たちは独立。一人残っていた番頭さんも出ていき、小林さん一人になった「福寿」。「ずっと店閉めてたんだけど、表そうじしてたら『お前いつまで閉めてんだ? 商人がいつまでも休んでんじゃねえぞ!』って。お客さんにそう言われて、“やんなくちゃいけないのかな?”ってさ」仕込みを手伝っていた“お袋”さんの知恵を借り、小林さんはひとりで二代目「福寿」を始めた。「...

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