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「ブラジル人はとにかく肉をガンガン食べます。そして大勢で明るく楽しく飲むんです」

 

そう話してくれたのは、東京都世田谷区三軒茶屋にあるブラジリアン食堂『BANCHO』の上松大造さん。お店の一番人気はもちろん、肉を炭火で豪快に焼くシュラスコだ。

 

「『シュラスコ』はポルトガル語で『バーベキュー』という意味。もともとは、ブラジル南部に住むガウーショというカウボーイたちが、手軽に手に入る牛肉の塊を大串に刺して焼き、切り分けたのがルーツです」

 

8月6日、いよいよ幕を開けるリオ五輪。しかし、地球の裏側で開催される今回、見どころの生放送が深夜から早朝にかけてになる。それならいっそ、お酒でも飲みながら夜更かしを楽しんでは?そこで、現地気分で応援できるブラジルおつまみを紹介!

 

■ブラジル人は必ずこのソースでお肉を食べる『シュラスコ with モーリョソース』

 

【材料(3〜4人分)】トマト…1個。玉ねぎ…1個。イタリアンパセリ…適量。ワインビネガー…100ml。水…100ml。塩…適量。お好みの肉…適量。

【作り方】1.トマト、玉ねぎ、イタリアンパセリをそれぞれみじん切りにする。2.ワインビネガーと水を入れ、塩で味を調え、(できれば炭火で)焼いた肉と一緒にいただく。

 

■魚介類のココナツミルク煮込み『ムケッカ』

 

【材料(3〜4人分)】オリーブオイル…適量。にんにく(みじん切り)…1/2片。鷹の爪(輪切り)…1/2本。玉ねぎ(みじん切り)…1個。パプリカ…赤黄各1/2個。ブロッコリー…1/2房。ムール貝…5枚。酒…25ml。トマト水煮(ダイスカット)…1缶。ココナツミルク…200ml。水…400ml。タラ切身(4cm幅に切る)…2切れ。有頭エビ…3尾。ローリエ…2枚。パプリカパウダー…少々。塩…適量。コンソメ…適量。

【作り方】1.鍋にオリーブオイルをひき、にんにく、鷹の爪を傷める。にんにくがキツネ色になったら玉ねぎを加え、あめ色になるまで炒める。2.大きめにカットしたパプリカ、ブロッコリーを加えて炒める。軽く火が通ったら、ムール貝、酒を入れ、ふたをして10分ほど蒸し焼きにする。3.トマト水煮、ココナツミルク、水を入れる。その中にタラ、有頭エビ、ローリエ、パプリカパウダーを入れて15分煮る。4.塩、コンソメで味を調える。

 

■豆と肉の煮込み『フェイジョアーダ』

 

【材料(3〜4人分)】

黒いんげん豆…250g。牛スジ肉…300g。オリーブオイル…適量。にんにく(みじん切り)…3片。玉ねぎ(みじん切り)…1個。ソーセージ…200g。塩…適量。黒こしょう…適量。コンソメ…適量。ローリエ…3枚。(あれば)キャッサバ…適量。

 

【作り方】

1.黒いんげん豆は、豆の3倍量の水に浸して一晩置く。ローリエを入れ、そのまま火をつけアクを取りながら20分煮る。

2.牛スジ肉を一口大にカットし、40分ほど下ゆでしながらアクを取り、ザルにあげる。

3.フライパンにオリーブオイルをひいてにんにくを炒め、キツネ色になったら玉ねぎ、一口大に切ったソーセージを入れて炒める。

4.1に2と3を入れ、塩、黒こしょう、コンソメで味を調え、約20分煮る。あればキャッサバをかける。

 

「ブラジルは国土が広く、また多民族国家なので、メニューも幅広い。代表的な家庭料理の『フェイジョアーダ』は、日本でいえばカレー的なメニュー。ごはんにかけて食べたりもします」(上松さん)

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