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「ブロッコリースプラウトの魅力は、なんといっても、食べやすくて、調理がカンタンなところ。体の細胞を傷つける活性酸素の発生を抑える抗酸化力の持続時間がビタミンCの20倍以上も高く、お肌への効果もバツグンです。気軽に食べられる“アンチエイジング野菜”のひとつなんです。メラニン色素を作るチロシナーゼの働きを抑えるので、シミの予防にもなります。さらに、しわやたるみの原因になるというAGEの働きを低減する効果も発見されています。そして今回、『ストレスに強くなりうつ病を防ぐ』という効果が発見され、“優秀な野菜”ということがわかりました。そんなブロッコリースプラウトは、できるだけ生で食べたほうが効果的。加熱すると、その成分が壊れやすくなるため、生のままよくかんで食べるのがポイントです」

 

こう語るのは、管理栄養士の岸村康代さん。スーパーの野菜売場で1パック100〜200円程度で一年中手に入る「ブロッコリースプラウト」は、美肌効果が発見されているだけでなく、うつ病予防や再発防止を期待できる“優秀な野菜”だったんです!そんな、ブロッコリースプラウトのさまざまなアレンジ法を紹介している岸村さんに、ブロッコリースプラウトを使った「心に効くレシピ」を教えてもらいました。

 

■ヨーグルト+野菜+フルーツの「緑のスムージー」

 

【材料】ブロッコリースプラウト…1/2パック。小松菜…4株。りんご…1/2個。バナナ…1本。ヨーグルト…100g。豆乳…200ml。

【作り方】1.小松菜、りんご、バナナはざく切りにする。2.1と残りの材料をミキサーにかける。

 

「フルーツはものによって甘味が異なります。甘味が足りないときはバナナの量で調整したり、はちみつを少量プラスすることで飲みやすくなります」

 

■スプラウトとトマトの抗酸化サラダ

 

【材料】フルーツトマト…2個。玉ねぎ…1/4個。ブロッコリースプラウト…適量。A《すりごま…大さじ1。しょうゆ…大さじ1。酢…大さじ1》。

【作り方】1.トマトは水平に5mm〜1cm幅に切る。ブロッコリースプラウトは半分に切る。2.トマトを器に盛り付けてAのドレッシングをかける。

 

「サラダにするときは、抗酸化力の高いトマトや玉ねぎと合わせるといいです」

 

■スプラウトのスモークサーモン包み

 

【材料】スモークサーモン…6枚。ブロッコリースプラウト…1パック。ケッパー(みじん切り)…大さじ1程度。玉ねぎ(みじん切り)…1/4程度。黒こしょう…適量。オリーブ油…適量。

【作り方】1.スモークサーモンにスプラウト、ケッパー、玉ねぎを少量のせて巻く。2.お好みで黒こしょう、オリーブ油をかけていただく。

 

「強力な抗酸化作用を持ち、疲労回復にも効果のあるアスタキサンチンを含むサーモンを合わせれば、アンチエイジング効果がさらに高まります」

 

この秋、“優秀すぎる野菜”ブロッコリースプラウト料理で、肌荒れもストレスも一気に吹き飛ばそう!

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