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冬の風が吹き始めたら甘くて香ばしいさつまいもが恋しい季節! おウチで簡単に焼きいもが作れたら……。そう思った人も少なくないのでは? じつは、おウチでも簡単に“焼きいも”が再現できるんです!

 

「気分満点の“焼きいもらしい仕上がり”を目指すなら、『オーブントースター』『オーブン』『深めのフライパン』を使った3つの方法がおすすめです」

 

こう語るのは、フードプランナーで管理栄養士の岸村康代さん。そこで岸村さんに、おウチで“本格焼きいも”を再現する3つの作り方を教わった。今回の3つの方法は、下処理やできあがりのチェックの仕方はどれも共通。適度に水分を与えて、じっくり加熱するのが“焼きいも感”の秘訣だ。まずは、ここさえ押さえておけばバッチリの3つに共通するポイントを紹介。

 

【ポイント1】水で洗って汚れを落としておく

 

さつまいもは表面を水でよく洗い、土汚れを落とし、長いヒゲがあれば取り除いておく。

 

【ポイント2】そのまま水分をふかずに各調理器具へ

 

洗ったら、水分をふかずにそのままフライパンやオーブン、オーブントースターに入れて加熱する。

 

【ポイント3】竹串などを刺して火の通りを確認

 

いもに竹串などを刺してみて、中まですっと通ればOK。火の通りが足りない場合はさらに5分程度加熱を。

 

続いて、各調理器具での作り方を紹介。

 

■オーブントースター

 

表面がぬれたままのさつまいも(1本150〜200g)2本をオーブントースター(1000W)に入れ、片面15分ずつ計30分焼く。余熱で10分くらい蒸してから取り出すとより甘さが引き立つ。

 

表面に少し焦げ目がついて、焼きいも感なかなか。皮離れもよく、安納芋はもちろんねっとり、ベニアズマはほくほくの仕上がり。トースト感覚で手軽に焼けて、失敗も少ないのがうれしい。

 

【オーブン】

 

表面がぬれたままのさつまいも(1本150〜200g)2本を予熱なしで250度のオーブンに入れ、約30分加熱する。余熱で10分くらい蒸してから取り出すとより甘さが引き立つ。

 

皮にうっすら焦げ目がついて、焼きいもらしさ十分。オーブンの安定した温度でじっくり焼かれたことで、いもの甘さが引き出された印象。安納芋は期待どおり、ベニアズマなら香ばしさも引き出され、これがイチオシ。

 

【深めのフライパンや中華鍋】

 

表面がぬれたままのさつまいも(1本150〜200g)2本をフライパンに入れ、弱火〜中弱火にしてふたをし、片面15〜20分ずつ計30〜40分焼く。余熱で10分くらい蒸らしてから取り出すとより甘さが引き立つ。フライパンはテフロン加工でもOK!

 

焼き上がりは皮にしっかり焦げ目がついて、まるでお店で買ったみたい! 特に安納芋はねっとりクリーミーな食感最強、スイートでおすすめ。焼いている間も焦げた皮の香りがキッチンに広がって、たまらなく食欲をそそります。

 

「それぞれ仕上がりは少し異なるので、お好みを見つけて。基本、どの品種でも焼き方は同じです。加熱時間は150〜200gのいも2本を同時に焼く場合の目安です」(岸村さん)

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