プリン、チーズケーキ、モンブラン……。一見、“ド定番”に思えるコンビニスイーツ。しかし、こだわりの素材選びと製法で、高級感あふれる絶品に仕上がっているのです!
「最近のコンビニスイーツは、チーズケーキ、プリン、シュークリーム、どら焼き……などなどが多く店頭に並んでいます。一見、定番のように思えますが、素材や食感にこだわることにより、専門店に負けないハイクオリティな味わいを、低価格で実現できているんです」
そう話すのは、コンビニグルメに詳しい、料理研究家の西岡麻央さん。これまでもコンビニは、高級洋菓子ブランドなどとコラボし、コンビニの域を超えたスイーツ商品で、たびたび話題を呼んできた。
「最近では、むしろコンビニ各社が独自の開発をすることで、味、食べやすさ、そしてコスパなど、あらゆる面で消費者をうならせる商品が生まれています」
そこで、前出の西岡さんと、フードライターの笹本理恵さん、スイーツジャーナリストの佐藤ひと美さんの選考のもと、“この夏に買うべき”コンビニスイーツを決めることに!
さっそくそれぞれのベスト3を選んでもらったところ、ほぼ“全員一致”で次の3つに。共通点は、高級感や食べごたえがありつつも、すべて300円以内と買い求めやすいこと。
【第3位】ファミリーマート「まっ白ミルクのスフレ・プリン」278円
白いプリンの上に、白いスフレをのせたこの商品。
「『スフレ・プリン』は、累計販売個数が700万個以上の、ファミマおなじみのシリーズ。おいしさの秘密は、その製造方法にあります。スフレは濃厚な北海道産牛乳を使い、きめ細かく泡立てたメレンゲを潰さないように湯せん焼きをすることでフワッとした食感を残しつつ、焼き色をつけないよう蒸気でじっくり加熱。ミルクプリンは“黄身まで白いたまご”を使い、“まっ白”にこだわっています」(佐藤さん)
【第2位】セブン-イレブン「イタリア栗の焼き栗モンブラン」300円
「ケーキを食べやすくカップで仕立てた『カップスイーツシリーズ』のモンブラン。ムースやホイップクリーム、それにスポンジが重なっており、食べてみるととてもボリューミー。この満足感が300円で得られるのは、コンビニスイーツならではでしょう」(西岡さん)
【第1位】ローソン「バスチー バスク風チーズケーキ」215円
3人が「コレはスゴイ!」と口をそろえ、ナンバーワンに選ばれたのがこのスイーツ。昨年夏からメディアが注目する「バスク風チーズケーキ」をコンビニスイーツとして実現したものだ。今年3月の販売開始から3日で100万個の販売を記録した大ヒット商品でもある。
「まるでチーズそのもののように濃厚でクリーミーな味わいに、ほろ苦いカラメルのハーモニーが絶妙な一品です。専門店のようなクオリティのチーズケーキを袋に入れたまま、手のひらサイズで食べられることも魅力でしょう。これから来る猛暑の時季には、冷凍庫に保存して、アイスとして食べるのもオススメ。そのアレンジの可能性も含めて、非常にコスパの高いコンビニスイーツです」(笹本さん)