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「今年は寒い冬から、春を飛び越して、いきなり暑くなりました。暑さに体が慣れる前に酷暑が来たような年の秋口は、自律神経のバランスの乱れから、不調を訴える方が急増します」

 

こう語るのは、自律神経研究の第1人者、小林弘幸順天堂大学医学部教授。先生に“夏疲れをとる知恵”を教わった。

 

○朝起きたらコップ1杯の水を飲む

それが引き金となって、胃腸が活発に動き出す。胃腸が動くと副交感神経が優位になる。

 

○スロー歯みがき

ゆっくりと時間をかけて歯をみがくと、徐々にオンモードに。

 

○ゆっくり動いてみる

通勤や買い物のときもゆっくりと、リズミカルに歩くのがポイント。話すときも意識して。

 

○夕食を早めにとる

腸がしっかり食べ物を吸収するのに約3時間。食べてすぐ寝ると自律神経も乱れる。

 

○好物も腹6〜7分目を目安に

さらに乳酸菌などの整腸剤をふだんの2倍ぐらい飲んで、腸内環境をアップすれば便秘も改善。

 

○神社に行く

水や緑は自律神経にとって最適のアイテム。非日常的な空間でたたずむだけでも心が落ち着き快適なコンディションに。

 

○ヘアスタイルやネイルのカラーを変える

髪型のアレンジやカットをすることで自律神経のトータルパワーがアップ。ネイルを鎮静作用がある青や緑系にするだけで副交感神経が優位になることも。

 

○手首のマッサージ

手首のタッピング(指先で軽くたたく)はストレスを感じたり、気が焦ったりしているときに心を和ませてくれる。手首の表裏は副交感神経アップのツボ。

 

○靴をみがく

目立たないところを意識することで副交感神経が優位に。

 

○ツイッター、SNSを控える

他人の「楽しい出来事」などの情報に、焦りを覚えたり、ねたんだりすると、交感神経が優位に。LINEも人の悪口や愚痴になったら、自律神経が大きく乱れる。とくに寝る前の1時間はケータイやスマホをいじらないように。

 

○5人のボーイフレンドをつくる

自律神経を改善する恋愛も、執着しすぎるとバランスは一気に崩れる。オススメは、広く浅く付き合うこと。5人くらいのボーイフレンドをつくり、余裕のある「ときめき」が交感神経を優位に。

 

○間食はにんじんやセロリなどスティック野菜

スイーツより、ビタミンや食物繊維が豊富なスティック野菜を。カリッとした食感や音が適度な刺激を与えてくれる。

 

○ATMでこまめにお金をおろさない

どのタイミングで、いくらお金をおろすか、プランを立てていたほうが、無駄なストレスを感じない。

 

「夏バテは自律神経の乱れが原因です。夏疲れ解消の第1歩は、腸を動かすこと。夏の間に弱った腸を活発にさせ、栄養が体全体に行き渡るようにすれば、夏の疲れも吹き飛びます」