人生100年時代を生き抜くための「年代に合う食事」とは
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■調理方法やタイミングで栄養効果は変わってくる

 

ぜひ意識的に栄養を取りたいものだが、そのためにはどういった点に気をつければよいのだろうか。赤石先生は次のように解説する。

 

「組み合わせや調理方法、食べるタイミングなどで食材の栄養吸収率が変わったり、栄養効果の出やすさに変化が生じます。また、当たり前のように捨てられる部分に栄養素がたくさん含まれていることも。“”栄養を捨てない食べ方“を心がけることで、食事による健康効果は大きく異なってきます」

 

赤石先生は、読者世代の女性に向けて、まずは大豆の栄養パワーを味方にすることを推奨する。

 

「更年期の女性に積極的に取ってほしいのが大豆食品です。大豆は女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが豊富ですが、そのほかにも良質な植物性タンパク質、食物繊維、カルシウムなどのミネラル、ビタミン群など、多くの栄養素を含む“スーパーフード”といえます。血液をサラサラにするほか、ストレス解消効果も得られるので、効果を取りこぼさないようにしたいですね」(赤石先生)

 

ほかに、赤石先生がおすすめするのが魚だ。

 

「干物は塩分が高いので、その点さえ気をつければ、どの魚もおすすめです。缶詰は鮮度のいいうちに加工されており、骨ごと食べられるので効率のいい食材です」

 

きのこ類、海藻、卵も栄養価が高くおすすめ。そして野菜・フルーツはできるだけ皮ごと食べよう。

 

「皮をむいたり、根を切り落としたりする人が多いですが、野菜やフルーツは皮や根の部分に抗酸化作用の強いポリフェノールが多く含まれています」(濱先生)

 

人生100年時代、心身の健康を保つために“年代に合った食事”を意識しよう!

 

「女性自身」2021年4月13日号 掲載

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