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「国内のドライアイ患者は2,200万人ほどいると推測されており、特に年配の女性を中心に増えています。テレビや本を見続けると目がしょぼしょぼする、まだたきをするたびに目がゴロゴロする。そんな目の不快感が長引いている人はドライアイかもしれません」

 

こう話すのは眼科医の宇佐美欽通先生だ。YouTubeチャンネル「目の悩みスッキリTV」では“眼科医ヨシユキ”として、目のセルフケアを紹介している。

 

そもそもドライアイとはどのような状態を指すのだろうか?

 

「ドライアイとは目の不快感や見えにくさを伴う異常のことです。医学的な診断基準だと、違和感や異物感などの自覚症状があり、目の表面の涙が5秒以下で乾いてしまう状態を指します。涙はまぶたの潤滑油。ちょっとした違和感だから心配ないと思っている人でも、涙が乾いて少なくなると、まばたきをするたびに目に摩擦が起こり、黒目を傷だらけにしてしまうこともあるんです」

 

あなたの目は乾いていないだろうか? 宇佐美先生が自分でできる、ドライアイチェックの方法を教えてくれた。

 

【1】12秒目を開けたままでいられますか?

「順天堂大学の研究によると、ドライアイ患者の8割が、12.4秒以上目を開けていられなかったことがわかっています。そこで、まずは、まばたきを12秒我慢できるかどうかチェックしてみましょう。我慢できなければ、ドライアイの可能性が高いです」

 

我慢できた人も【2】のセルフチェックに当てはまると、ドライアイの可能性がある。

 

【2】次の項目のうち該当するものはいくつありますか?

□ 目が疲れやすい
□ 目が痛い
□ 目やにが出る
□ 目がゴロゴロする
□ 理由もなく涙が出る
□ 物がかすんで見える
□ 目がかゆい
□ 目が重たい感じがする
□ 目が赤くなりやすい
□ なんとなく目に不快感がある
□ 目が乾いた感じがする
□ 光をまぶしく感じやすい

 

「12項目のなかの1つでも当てはまれば、黄色信号。目に不調が起きているサインです。5つ当てはまれば、ドライアイの可能性が。【1】で12秒目を開けていられず、【2】のリストで5つ以上チェックがついた場合はより高い確率でドライアイの可能性があります」

 

「女性自身」2021年6月1日号 掲載

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