■薬指輪ゴムを始めたら睡眠導入剤が不要に
「もちろん、関衝を押すだけでもいいのですが、長時間ツボを刺激したいときには輪ゴムを軽く巻くことで体が整いやすくなります」
右にひねりやすい人は右手の薬指、左にひねりやすい人は左手の薬指に軽く2、3重ほど巻いて、もう一度重心チェックをしてみよう。前より左右差が少なくなっていることに気づくだろう。
このポイントは不眠に悩まされる人や、自律神経のバランスが整いにくい人におすすめだ。
実際、田川さんのもとに通う70代の女性2人は、薬指輪ゴムでぐっすり眠れるようになったのだという。
「お一方は、睡眠導入剤まで服用するほど長年不眠に悩まされていたのですが、薬指輪ゴムを始めたら、すぐに眠れるようになり、お薬が不要になったくらいです。早い人はそれくらい即効性があります」
寝る前に薬指輪ゴムをするのもいいが、根本的な体質改善を目指したり、日中の体調も整えたいなどの場合は、終日つけたままでもよいそう。
「ただ、毎回必ず重心チェックをして左右差を見てから、輪ゴムをする指を決めてください。日によって重心が変わるからです」
毎日重心チェックをしているうちに、自分の体調の変化に敏感になる人もいるそう。手軽で誰にでも簡単にできる健康法だ。早速試してみよう。