熱中症に“塩バナナ”の新習慣 医師が教えるおいしい予防法
画像を見る バナナと塩で熱中症予防

 

■こむら返りにも効果を発揮。夜のおやつに塩バナナと水を

 

なお塩バナナは、こむら返りにも効果を発揮する。

 

「主に運動中や就寝時にふくらはぎが急にけいれんを起こして足がつる状態を、こむら返りといいます。こうした筋肉の異常な収縮・硬直を防ぐにはマグネシウムをはじめとしたミネラルを補給することが大切。私は、こむら返りを訴える患者さんには、夜のおやつに塩バナナと水をとることをすすめています。患者さんからはとてもよい反応を得ていますね」

 

子どもから大人まで熱中症には用心しなければならないが、特に年齢を重ねると、のどの渇きや体調の変化をなかなか感じなくなるため、体から水分が失われていることに気づきにくい。

 

予防にはこまめな水分補給が肝心だがお茶やコーヒーは逆効果。ミネラルを含まないうえ、カフェインに利尿作用があるので、水分の排出を促すことになる。また、スポーツドリンクは糖分が多いのでこちらも要注意だ。

 

「塩バナナといっしょにとるなら、ただの水でも十分に熱中症対策に効果があります」

 

塩を振ることで甘味も引き立ちおいしい塩バナナ。あなたも毎日の習慣に、ぜひ取り入れてみて!

 

【PROFILE】

福田六花

介護老人保健施設「はまなす」施設長で医師・医学博士。山梨県老人保健施設協議会会長。医師業の傍らランナーとしても活躍。プロのミュージシャンでもある[タイトル]

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