お餅を食べる前に10回! バタカラ体操でお餅による窒息や誤嚥性肺炎を防ぐ
画像を見る 介護予防トレーナー、健康づくりトレーナーの久野秀隆さん

 

■舌や喉を鍛えることで滑舌が良くなり声も若々しく

 

今回紹介した「パタカラ体操」は、誰でもどこでも手軽に行うことができます。お餅を食べる前こそぜひ、試してもらいたい体操です。

 

「マスクをした状態で口の中で完結する体操なので、外出先でも実践できます。お餅を食べるときは、食べやすいように小さく切り、体操をしてからゆっくりとよく噛んでいただきましょう」

 

これらの口腔機能を鍛える体操は、お餅の窒息予防や誤嚥性肺炎の予防だけではなく、「声帯」を鍛えることにもつながるといいます。

 

「年齢を重ねると、声にも衰えが出るものです。口や舌、のどの筋肉を日頃から鍛えておくと、声を若々しく保つことにつながります。40代や50代の方にとっては、お餅の窒息や誤嚥性肺炎は親世代に起こることで、ご自身にとってはまだまだ先のことだと思いがちです。しかし、早めに口腔機能を鍛えはじめることは、将来の事故やトラブルの予防になるうえ、若々しい声を作ることにもなります。無理なく、口腔機能を鍛える体操を始めていきましょう」

 

【お話を伺ったのは】

久野秀隆さん

介護予防トレーナー、健康づくりトレーナー。スポーツクラブでのパーソナルトレーナーから2012年に介護予防分野に転身。現在は72市区町村にて講演会や市民向けの体操指導、病院・介護事業所の研修や機能訓練などの指導を担当。各地域の課題を分析、仲間作りを中心とした教室運営を得意とし、地域財産(通いの場・行き場)を増やすことを意識している。

 

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出典元:

WEB女性自身

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