■スパイスをプラスしてさらなる効果も期待
市野さんは最後に、白湯の「+α」の飲み方を教えてくれた。
「あらびきブラックペッパーやクミンを使って『スパイス白湯』を飲んでみましょう。便秘や下痢の解消に即効性が期待できます」
【特定の症状を和らげる“白湯+スパイス”とつくり方】
〈+ブラックペッパー〉:下痢、腹痛、ガス腹
〈+クミン〉:便秘
〈+七味唐辛子〉:片頭痛、二日酔い
〈+月桂樹〉:むくみ、不眠、頻尿、気持ちの落ち込み、咳
100円ショップで手に入る調味料でOKで、100ミリリットルの熱湯に2振りして、ふたをして3~5分蒸らす。スパイスの色で、ちょっとお湯が色づいたところで飲んでみよう。月桂樹は外に出すが、2~3杯飲める。
ただし、白湯の飲用に注意が必要な人も。
「脳機能障害や脳血管疾患などで飲水制限されている」場合や、「薬をたくさん飲んでいる人」は、不安があればかかりつけ医に相談しよう。
「10時とか15時とかおやつの時間に白湯を飲むと、甘さ、おいしさがわかり、体に染みわたる感覚もわかります。ぜひ無理なく習慣にしてください」
2月初めにかけ、強い寒気に見舞われそうな日本列島。白湯を楽しく飲んで、心も体も温めよう!