1日3分舌はがし 口呼吸改善で頭痛不眠たるみも解消
画像を見る 舌が健康のカギ(写真:アフロイメージマート)

 

■簡単で時間も短く続けやすい舌はがし

 

耳たぶを両手でつかんでゆっくりと回す「耳ほぐし」や、両手のひらでこめかみの辺りを優しく押し当てる「側頭筋マッサージ」もおすすめ。さらに鎖骨の上のくぼみに指を入れてほぐしたり、肋骨の間に両手の指を入れて左右にひろげるなど、頭部から上半身にかけてしっかりウオーミングアップし、リラックスしてから本番の舌はがしを行うことが大事だ。

 

【1】舌根はがし

舌を口の中で上に向ける。舌の付け根に人さし指を入れ、押してしごくようにマッサージする。引っかかりがあるところや硬いところは凝り固まってねじれや癒着があるのでゆっくり。力を入れすぎず、優しく行おう。

 

【2】舌小帯つまみ

舌を上げられるだけ上げ、舌小帯(舌の裏のすじ)を親指と人さし指でつまむ。この動作が難しい人は、まずは舌先だけを上の前歯の後ろあたりにつけて口を開き、人さし指を舌の下に入れて舌小帯をかき出してみよう。

 

【3】うなじ伸ばし

後ろ手で、手のひらをうなじの皮膚に密着させながら引き上げ、うなじを伸ばそう。髪の長い人は結んだ髪の毛を上に引っ張り上げる感じでもOK。続いて、無理のない範囲で頭頂部の髪をつかみ、上に引き上げよう。

 

「舌はがしは、まずはくちびるや頰など口まわりのこり固まった筋肉を指でほぐすことから始まります。続いて【1】の通りマッサージを。【2】【3】もセットで毎日少しずつ続けると、舌が上がりやすくなり、口まわりや舌が動かしやすくなります。低位舌が改善してくると、口呼吸やそれが原因の不調もおのずと軽減していき、健康・美容面で見違えるほど効果があります。患者さんのなかには『口ってこんなに大きく開くんだ!』と驚く方も。舌のコリやこわばりがほぐれて口まわりが動かしやすくなり、続けやすいですよ」

 

すべての運動をしても、1日3分ほどで終わる。舌を本来あるべき位置に戻して、自在に動かし、若さと健康を手に入れよう。

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