外出したくない、顔を洗うのも面倒……その異変「夏うつ」かも!?
画像を見る 寝る前1~2時間はスマホやパソコンから離れるように心がけよう

 

■「夏季うつ」にならないためにできること

 

夏季うつを予防するために注意すべきことをゆうき先生に挙げてもらった。

 

【1】日光の浴びすぎを避ける

 

「ある程度、日差しを浴びることは大切ですが、日中の直射日光を浴びすぎると、疲労が蓄積されるようになります。外出時は帽子をかぶる、サングラスをかける、日傘をさすなどして、直射日光の浴びすぎには注意しましょう。どうしても外での作業が必要な場合は、早朝、あるいは夕方といった時間帯を選ぶことも大切です」

 

日光を浴びすぎて体温が上がりすぎた場合、手首や首、ひざの裏などにぬらしたタオルや保冷剤を当てると体温が下がりやすくなる。

 

【2】室温の設定を適切に

 

「冷房が体によくないという考え方から、冷房を使わないで暑さを我慢したり、逆に冷房の使いすぎで体を冷やしてしまうというのも、自律神経が乱れやすい原因です。室温は睡眠にも影響を及ぼします。暑さで寝苦しい場合は、エアコンをつけて布団で温度を調節するなど、自分の体に合った適切な温度を知り、それに合わせた調節をしましょう。自分で温度調節のできない場合は、重ね着をするなどして調節してください」

 

【3】栄養不足に注意

 

「暑いと、冷たいものを食べたり飲んだりすることが増えます。特に夏場はさっぱりしたものばかり食べているとタンパク質が不足しがちです。タンパク質はセロトニンという、精神の安定を促す神経伝達物質の材料となる栄養素です。肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などタンパク質をしっかりととるように心がけることで、改善が見込めます」

 

また、糖分をとりすぎると、感情の不安定さが強くなるので注意が必要だそう。

 

「暑いからと冷たいジュースやアイスクリームなどをたくさん食べていると、食べた直後は気持ちが落ち着きますが、最終的には血糖値の変動の幅が大きくなり、気分を不安定にさせることにつながります」

 

【4】就寝前のスマホはやめる

 

「スマホ画面から出るブルーライトが網膜を通じて脳に刺激を与えて興奮状態にし、睡眠を妨げてしまいます。寝る前1~2時間はスマホやパソコンから離れるようにしましょう」

 

【5】我慢をしすぎない

 

「一般的にうつになる人は真面目で我慢をしてしまう傾向のある人が多いです。女性は責任感から仕事に加えて家事もきちんとこなそうとする人が多くいると思いますが、疲れやしんどさを感じたら、きちんと休息をとって体調を整えることを優先しましょう」

 

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