2月17日、さまぁ~ずの三村マサカズ(56)が「さまぁ~ずのさまラジ」(ニッポン放送)でこのように語っている。
「座りションって、こう全部、出切らない感じがあるのよ。屈んでいるぶん、なんか、ちょっと立ったときに、最後に残りのチョチョッと出そうな……」
生活用品メーカーのライオンが行った3年前の調査「ライオン・男性の小用スタイルに関する実態調査2021」(20~60代の男性1,500人)では、便座に座っておしっこをする「座りション」の男性が約6割にのぼっていることがあきらかに。
《尿ハネでトイレが汚れる》《掃除をする妻の気持ちを考えて》などが座りションをする理由だが、三村のようにスッキリ感がないばかりか、尿もれに悩んでいる男性も少なくない。
ユニ・チャームが23年7月に行った「男性の尿トラブルとケア方法」(20~60代の男性1009人)に関するアンケート調査でも、50%の男性が尿トラブルを経験。半数以上の人が「尿の切れの悪さ」を経験し、4割ほどの人が「ズボンにシミがつくこと」に不安感じていることがわかった。
「まず排尿では、座りションでも立ちションでも勢いはさほど変わりません。どちらかというと、排尿障害のある人は、座ったほうが最後まで出し切れる、というデータがあります」
そう語るのは、「おき泌尿器科クリニック」(大阪府富田林市)の沖貴士院長。
屈んでオシッコをすることで、排尿の勢いが落ちることはないようだ。では、尿もれについてはどうだろう。
「男性の尿道は、女性に比べて長いため、どんな姿勢でも排尿後に、尿道に尿が残ってしまうことがあります。とくに尿道の奥のやや広くなった『尿道球部』に尿がとどまっており、それがズボンを上げたあとに、ツーツーともれてしまうことがあるのです」
ズボンについたシミを人に見られたら……。どうすればいいのだろか?
「立っていても、座っていても、排尿後に、陰嚢の裏側の『会陰部』を軽く押して、陰茎側にしごくようにすれば、尿道球部にとどまった尿を出すことができます」
ワンプッシュで、スッキリ感も尿もれの心配もない。これで三村も安心して座りションができるだろう。ただし、これでも改善しない場合は、前立腺肥大症や尿道狭窄など病気の可能性も。専門委を受診したほうがいいようだ。