台風で「気象病」患者が急増!低気圧頭痛を和らげる“食物繊維が豊富な飲み物”は?
画像を見る 低気圧頭痛を和らげる「あずき紅茶」の作り方

 

■気象病予防に最適「あずき紅茶」が水毒を解消

 

常日ごろからむくみを解消しておくと、急激な気圧の変化にも対応できるというのは、イシハラクリニックの石原新菜副院長。

 

石原副院長は漢方の要素を取り入れた食による体調改善を提案している。台風シーズンのこの時期、患者にオススメしているものの一つが「あずき紅茶」だ。

 

「体内の水分がうまく排出されずたまった状態を、東洋医学で『水毒』と言います。むくみだけでなく、消化力が弱まり疲れやすくなります。

 

あずきは食物繊維など栄養素が豊富で、ポリフェノールやサポニンがたくさん含まれる食材。血圧を下げる働きがあるカリウムとともに利尿効果を促します。

 

あずきを紅茶で煮出した『あずき紅茶』は、体にたまった老廃物や水分を排出するので、血流がよくなり、毎日飲み続ければ、あらゆる不調から脱出できるようになります」(石原副院長、以下同)

 

作り方は簡単で、紅茶にあずきを入れるだけだが、缶詰のゆであずきを使うともっと手軽にできる。

 

【簡単!あずき紅茶の作り方】

 

<材料>
・ゆであずき…大さじ5
・紅茶のティーバッグ…2袋
・熱湯…600ml
・耐熱の水筒

 

<作り方>
(1)耐熱の水筒にあずきを入れる
(2)熱湯を注いでティーバッグを入れ、2~3分してから取り出し、ひと晩おく

 

「水筒のまま持ち歩き、外出先で飲むこともできます。紅茶を飲み切った後のあずきにも多くの栄養分が含まれていますので、食べてほしいです。毎日飲むと、急な気象や気圧の変化にも対応できる体になりますよ」

 

今年は台風の被害が多い年という。症状がひどいときは、無理に我慢せず、専門医に相談するのが安心だ。10月ごろまで続く台風の襲来に備えて体調を万全に整えておこう。

 

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