■りんごポリフェノールが多く含まれる皮も食べる
りんごは空気に触れて茶色くなるとプロシアニジンやポリフェノールの一部が失われて抗酸化力が落ちるため、変色する前に食べることが大切だという。
そこで滝野さんに、食べることでジンジバリス菌の増殖の防止が期待できる、りんごを使った簡単レシピを3品考案してもらった。
「りんごポリフェノールは、特に皮に多く含まれているので皮まで食べるとより効果的。今回紹介しているレシピもすべて皮付きでつくっています」(滝野さん、以下同)
また、プロシアニジンは体内での持続力がないため、一日の中で何回かに分けて食べるとよい。
紹介したレシピは夕飯の副菜にもピッタリなラペ、朝食やお手軽ランチに重宝するトースト、間食に最適なホットミルクの3つのバリエーションがあるので、さまざまな時間帯で楽しみながら、プロシアニジンの効果を享受できる。
「りんごに含まれるカテキンを摂取することで悪玉菌を減らし、ビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌が増加して腸内の環境が改善されます。
その際に食物繊維を一緒に取ると乳酸菌のエサとなり、より善玉菌が増えて腸内環境が改善され免疫力がアップ。歯周病菌への抵抗力が高まります。
また、乳酸菌とカテキンを一緒に摂取すると、カテキンの体内への吸収も促進されます」
口の中の汚れを放置すると、インフルエンザの感染も招いてしまう。歯周病対策を万全にしよう。
