「梅雨のだるさ」を悪化させる体質チェックリスト《記者が試した!たった数日で1kg以上むくみを改善した対策も》
画像を見る 頭痛、体の重さなどの「水毒」に悩まされている人は、漢方由来の種茶をぜひ試してほしい(写真:Ushico/PIXTA)

 

■記者が試したところ、2~3日で余計な水分が抜けた!

 

実際に記者も、すいか、アボカド、かぼちゃの種茶を作ってみた。すいかの種茶は香ばしく、麦茶をかなり薄めたような味だった。

 

「すいかの種茶は暑さからくる頭痛やのぼせに効果が期待できます。梅雨~夏の暑さや、更年期のほてりの症状にもよいでしょう」

 

アボカドの種茶は淡いピンク色で、木の実のような香ばしさを感じた。アボカドの味もせず、意外と飲みやすい。

 

「アボカドの種茶は抗酸化作用、代謝促進、整腸作用などがあります。便秘ぎみの方におすすめです。代謝促進、腸の働きを助けるからか、このお茶でダイエットに成功した方もいるようです」

 

アボカドの種はぬれていると滑りやすいので、日中、太陽の下で乾燥をさせてから、縦に半分に切ったものをスライスするのがおすすめだ。しっかり乾燥していると、意外にも包丁がスッと通り、じゃがいものように切りやすかった。

 

かぼちゃの種茶も種の香ばしさが先に感じられて、スッキリと飲めた。

 

「かぼちゃの種茶は、補腎の作用があります。そのため、疲労感や寝つきの悪さ(不眠)を感じている方に試していただきたいです」

 

実際に種茶を作ってみて、乾燥と乾煎りの大切さを実感した。十分に乾燥させてから、しっかり乾煎りをしないものは、やはり煮出したときに青臭さやえぐみが残る。乾燥が足りないときは、乾煎りの時間を長くして、しっかりと水分を飛ばそう。

 

一日に飲む量は500ml~1L程度を目安に。作った種茶は、冷蔵庫に保管して、1~2日中に飲み切るようにしよう。

 

「体の中の熱を解放してくれるので、飲んで1~2日でむくみがとれてくるのを感じられると思います。私も、種茶は即効性があると感じています」

 

実際に記者も2~3日種茶を飲み続けたところ、利尿作用もさることながら、便通が非常によくなり、ほんの数日で体重が1kg以上減少した。体にたまっていた余分な水分が抜けた証拠だ。

 

■種のなかには有毒成分を含むものもあるので注意

 

種茶にはほかにもさまざまな種類があるが、こんな注意点も。

 

「種の中に有毒なアミグダリンという成分を含むものもあるため、どの種を使ってもよいわけではありません。りんご、びわ、桃、梅、さくらんぼ、杏仁などの種はアミグダリンを含むため、使わないようにしましょう」

 

梅雨はシトシトと弱い雨が続く「陰性型」と、大雨と猛暑を交互に繰り返す「陽性型」の2タイプがあるが、日本気象協会によれば今年は「陽性型」となる見込み。より気圧の変化が激しく、症状が強く出る懸念が大きい。

 

蒸し暑く手ごわい今年の“梅雨ダル”は、種茶を味方につけて乗り切っていこう。

 

画像ページ >【図解あり】捨てずに煮出す「種茶」の作り方(他2枚)

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