■予防的切除術の後は将来の不安がすごく減って
山下さんは2018年、遺伝子検査を実施した。結果、山下さんのがんは家族性(遺伝性乳癌卵巣癌症候群・HBOC)であることが判明。それを受け、山下さんは2024年、乳がんに罹患していない乳房と卵巣の予防的切除術を受けた。
山下:迷ったのですが。まわりの人からは、「まだがんになってもいないのに?」という反対意見もありましたが、「いまなら体力もあって、手術の費用も払えるタイミングだ」と考えて。結果として術後は将来の不安がすごく減って、楽になりました。
――お2人とも、もう普通に暮らしていますが、特別に実践した健康法や生活を変えたことは?
夢野:私が変えたことは、人間関係でストレスの強い職場だったので転職しました。いまは夕方からセラピストをしていて、そのほかはマンガをガリガリ描くだけ。
山下:私はがんになる前からの職場でずっと働き続けています。休職もしましたが「待っているからね」という同僚の言葉を励みに、その後復職できて。結局、定年退職の年齢に近づいてきました。
夢野:保険で治療費は賄えたけれど。ずっと続く日々の生活のための費用は稼がないとならないしね。
山下:ほんと夢野さんはすごくパワフルだよね~。
夢野:いまはダブルワークで。休憩時間にもマンガを描いています。
山下:お互いに生きちゃったから、日々を大切に生き抜こうね。
画像ページ >【写真あり】「山下さんの経験が必要な人がいるに違いない」と、夢野さん(他2枚)
