「インフルエンザB型」今季2回目の警報レベル…症状は“高熱と下痢”、A型との違いは?
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■口内が汚れているとインフルエンザに感染しやすい

 

そんなインフルエンザ対策に、口腔ケアも注目されている。

 

「インフルエンザウイルスには『ヘマグルチニン』というトゲがあり、それが上気道粘膜に付着することで感染します。通常、粘膜はタンパク質の膜で覆われていてウイルスが簡単にくっつかないようになっています。

 

ところが口内が汚れていると、プラーク(歯垢)に含まれる『プロテアーゼ』というタンパク質分解酵素が膜を破ってしまい、インフルエンザに感染しやすくなってしまうのです」

 

そう語るのは日本歯科医師会代議員で、鶴見大学歯学部臨床教授の江口康久万先生。しっかり歯磨きをすることによるインフルエンザ予防効果はほかにもある。

 

「インフルエンザには『ノイラミニダーゼ』というもう一つのトゲがあり、粘膜上の細胞内でウイルスを増殖させ発症します。この働きを抑えるのがノイラミニダーゼ阻害剤であるタミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬。

 

ところが、プラークに含まれる細胞にもノイラミニダーゼがあり、これには抗ウイルス薬が効きません。それどころか薬の効果を下げてしまうともいわれています。

 

そもそも、唾液中にはウイルスや細菌の侵入を防ぐ口腔免疫(IgA)がありますが、プラークや汚れがたまっていると、口内免疫がそれらの汚れの除去に消費されてしまい、免疫力が低下してしまうのです」

 

では、口の中を清潔に保つには、どのような歯磨きの仕方がいいのだろうか?

 

「1本1本、丁寧に時間をかけて磨くこと。座って歯磨きしてもいいですが、動きながらはNG。転倒したときに大事故につながります。

 

さらに歯磨きとともに口の周りの筋肉を鍛えることも大事。年を重ねると口輪筋が衰えて、無意識のうちに口呼吸になってしまい、インフルエンザの感染リスクを高めます。

 

口を閉じて唾液が飛ばないように歯を磨くことで口輪筋のトレーニングにもなるのです」

 

異例の流行を見せるインフルエンザには、油断しない姿勢と徹底した感染対策に加えて、口閉じ歯磨きで対処しよう。

 

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