健康
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薬効低下や頭痛の原因にも…「水以外で薬を飲むこと」に潜むリスク
2023/07/07 11:00薬は通常「コップ1杯程度の水か白湯で飲む」とされているが、リビングにいて手元にお茶があるときや、外出中や急に具合が悪くなったときなどには、とりあえずそこにある飲み物で薬を服用してしまうこともあるだろう。しかし、安易な飲み方には注意が必要だーー。「急な体調不良でドラッグストアに駆け込み、市販薬を購入した際、手元に水がなくてお茶やジュースで薬を飲んだ、という経験は多くの人にあることでしょう。でも、一般 -
熱中症予防に必須のマグネシウム。合言葉は「そばのひ孫と孫わ(は)優しい子かい?納得」
2023/07/07 06:00今年の夏も厳しい暑さだ。気象庁は7月からの3カ月予報で、いつもの夏より暑くなると発表した。猛烈な暑さが続く見込みのため、熱中症対策を呼び掛けている。「熱中症の予防として、水分をこまめにとるだけでは不十分です。ストレスフルで体の負担も大きい夏場は、汗などから必須・主要ミネラルであるマグネシウムが大量に流出することで、熱中症や夏バテ、睡眠障害などさまざまな不調を引き起こすからです」そう話すのは、“ドク -
夏かぜと思いがち…長引くせきは「カビが引き起こす肺炎」かも
2023/07/05 15:50雨模様の日が続くなか、自宅のカビ対策に頭を悩ませている人も多いだろう。「梅雨から夏にかけては高温多湿で、家の中に皮脂やほこりなどの汚れがたまると、そこにカビが繁殖していきます。カビの種類は8万〜10万種あるとされており、そのうち私たちの身の回りにあって危険なものは10種類ほど。人は1日1万個ぐらいのカビの菌を吸っているといわれています」そう話すのは千葉大学真菌医学研究センターの矢口貴志准教授。衛生 -
ストレスが引き金に…“魔の月曜日”に突然死のリスク大
2023/07/03 11:00《週の始まり月曜日は危険!》英国の心臓血管学会(6月5〜7日)において「心筋梗塞は月曜日に多く発生する」という研究結果が報告された。血管が詰まったり狭くなったりして、心臓の筋肉細胞が機能しなくなり突然死を招く心筋梗塞。報告をした研究チームは約1万人のデータから、月曜日はほかの曜日と比べて13%も心筋梗塞の発生リスクが高かったことを明らかにしたのだ。「たしかに月曜日は要注意です」そう警鐘を鳴らすのは -
カロリー0の人工甘味料が危ない!糖尿病や重大疾患を招く可能性をWHO指摘
2023/06/29 15:50“カロリーゼロ”や“低カロリー”のダイエット食品に使われる人工甘味料に、長期的なダイエット効果は期待できないーー。5月15日にWHO(世界保健機関)が発表したガイドラインが波紋を呼んでいる。WHOは283件の研究報告を分析。人工甘味料を含む非糖質系甘味料は、3カ月など短期間の使用では体重や体格指数(BMI)を下げる効果があるが、6〜18カ月の長期間だと減量効果が見られないという。非糖質系甘味料とは -
その場で痛みが減る人も「足首テープ」で腰痛改善!
2023/06/28 15:50さまざまなストレッチやマッサージを試してもよくならない、病院に行っても原因不明でどうしようもない……。そんな腰痛や坐骨神経痛の本当の原因は、「足首のゆるみ」にあるかもしれない。そこで、今回紹介するのは、足首にテープを巻いて固定することで腰痛などを改善する「足首テープ」だ。一般的に、腰痛や坐骨神経痛などは、腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアといった腰椎(背骨の腰の部分)の異常で神経が圧迫されて起こると -
熱中症保険の加入者は6万件を突破。入院時は最大3万円もらえることも
2023/06/23 15:506月11日、北海道を除く全国で梅雨入りし熱中症が心配な時季になりました。熱中症での救急搬送は5月以降6月11日までに5052人。昨年の同時期より約900人多い状況です(総務省消防庁)。そんななか、熱中症に備える保険が登場しました。特に注目されているのは、PayPayアプリ内で申し込める「熱中症お見舞い金」という保険です。加入した方が熱中症になり病院で点滴治療を受けた場合に最大1万円、1泊2日以上の -
日本人が失明する原因第4位の「病的近視」。急な「視力0.1未満」なら疑って
2023/06/23 06:00昨年、WHO(世界保健機関)が世界における「近視人口」の急増に注意喚起を行った。世界中で、全世代にわたり、近視が増えているという。2010年に約19億人だった近視人口は、2030年には30億人を超えると予想されている。10年ごとの近視人口の増加率は、急激な右肩上がり。もちろん、日本も例外ではないようだ。「スマホやタブレット、PCといったデジタルデバイスの登場により、近視人口が急増していますが、視力 -
「耳にホットタオル」で梅雨時の頭痛対策
2023/06/21 15:50「今年は日によって気温が上下することが多いなか梅雨に突入したため、例年に比べて『天気痛』に悩まされている人が多いようです」こう話すのは、日本で初めて「天気痛外来」を開設した医師の佐藤純先生だ。天気痛とは、気圧の急な変化に体がうまく順応できず、頭痛や吐き気、耳鳴り、めまいなどさまざまな不調をきたす症状のこと。今年、ウェザーニューズが行ったアンケートでは、女性の約8割が天気痛持ちであるというデータも出 -
梅雨に増えるぎっくり腰を「猫のびポーズ」で予防
2023/06/21 11:00「梅雨の時季は、ジメジメした湿気と激しい気圧の変動によって、体にストレスがかかります。それに伴って筋肉が緊張し、血流が悪くなることから、腰痛やぎっくり腰になる人が多くなる傾向があるのです」こう語るのは、『寝たままスッキリ!リンパ体操』(高橋書店)の著者で、リンパティック・ストレッチ・クラス代表の前新マミさん。梅雨の時季に腰痛を訴える人が増えるのは、雨のため外出する機会が減ることも大きく関係している -
1分でよくなる! 難聴が改善する「耳シェイク」!
2023/06/15 15:50効果的なツボが集まっている箇所を重点的に刺激!最近、耳が遠くなったなあ、年のせいかなあ、と思っているあなた!難聴は血流、腸の状態、自律神経の乱れが最大の原因。その3つを刺激するツボが集まる耳をシェイク、シェイク!年齢を重ねると誰でも聴力が衰えると思っている人は多いのではないだろうか。だが、日本リバース院長の今野清志さんは語る。「耳の聞こえが悪くなったことを年齢のせいにしてはいけません。音が聞こえづ -
おやすみ前の「舌のトレーニング」で“いびきの悩み”を改善
2023/06/14 15:50睡眠時間は確保できているのに、朝起きると頭がスッキリしないなどの悩みを抱える人も多い。「寝た気がしない、という状態が続いているときは、就寝中にいびきをかいている可能性があります。さらに、夜中に息苦しくて目が覚めることがあったら、睡眠時無呼吸症候群を疑ってみる必要があります」そう語るのは、睡眠専門医でRESM新横浜睡眠・呼吸メディカルケアクリニックの白濱龍太郎理事長。いびきの原因はさまざまだが、閉経 -
歯ぎしりの悩み軽減に、毎日の「大麦ごはん」が役立つ
2023/06/14 11:00歯のひび割れ、歯周病悪化、顎関節症など、口内に悪影響を及ぼすとされている、睡眠中の“歯ぎしり”。隣で眠る人の睡眠を妨げてしまう問題もあるが、歯ぎしり自体を改善する対策はこれまで見つかっていなかった。だがーー。5月24日、岡山大学とノートルダム清心女子大学の研究グループが「睡眠中の歯ぎしりは食物繊維の摂取量と関連している可能性がある」ことを世界で初めて発見したことを発表。注目を集めている。「研究では -
筋肉のたるみに水分が溜まる……「顔むくみ」には「レモンを皮ごと」のススメ
2023/06/14 06:00「梅雨の時季は、むくみやすいんです。気温が上昇して水分補給が増えますし、湿気が多くなると、汗以外に皮膚などから水分が自然に蒸発する『不感 蒸泄』がうまくいかず、体内に水分が溜まりやすくなるためです」そう教えてくれるのは、漢方医学や食事療法などによる診療を行うイシハラクリニック副院長の石原新菜先生だ。すでに夏日になる日もあるが、冷房が効いた空間に長時間いると体が冷え、血流が滞ることで、さらにむくみの -
脳梗塞を防ぐにんにくオリーブオイル 血液サラサラ効果を高めるポイントは?
2023/06/12 15:50「生活習慣病とにんにく、オリーブオイルに関する興味深い研究が報告されました。パキスタンの研究チームらが2型糖尿病患者を、通常の薬物治療をするグループと、治療に加えスーパーで仕入れたにんにくを粉末にしたもの(500mg)とオリーブオイル(1.1mg)を1日3回摂取してもらうグループに分けて調査をしたのです」このように語るのは、米国在住の医学研究者である大西睦子さん。6カ月にわたって行われたこの実験で -
バーベルで腰椎骨折…実は恐ろしい「パーソナルトレーニング」でのケガ事例
2023/06/12 15:50「コロナ禍で消費者のニーズが多様化し、ジムでの集団指導とは異なる『パーソナルトレーニング』が新しいサービスとして注目され、今後も拡大が予想されています。いっぽう、利用者のケガや健康被害の増加が懸念されており、事故防止のために消費者安全調査委員会で調査を開始し、今後報告書をまとめようと考えています」消費者庁消費者安全課事故調査室の担当者はそう話す。パーソナルトレーニングとは、スポーツジムなどでトレー -
リスクの9割を発見、最新の「認知症判定テスト」が導入開始へ
2023/06/09 11:00人生100年時代におけるリスクのひとつが“認知症”だ。高齢化に伴い患者数は増え続けており、2025年には65歳以上の5人に1人、約700万人が認知症になると推計されている。「認知症の一歩手前とされる、リスクありの状態をMCI(軽度認知障害)といい、記憶力や注意力など認知機能に低下が見られるものの、日常生活に支障をきたすほどではない状態を指します。私はこれを『グレーゾーン』と呼んでいます」そう語るの -
多くの人が知らない「6、7月の熱帯夜」の恐怖…心筋梗塞、脳梗塞など死亡リスクが増加!
2023/06/08 15:50「この5年で世界の平均気温が観測史上最も高くなる確率が98%」世界気象機関(WMO)が5月17日にこう発表したように、今年も暑い夏になりそうだ。猛暑が続くとなると、夜になっても気温が25度を下回らない熱帯夜も多くなる。「世界的な気候変動で日本でも熱帯夜の日数が増えており、これまで無縁だった地域でも記録されるようになっています」こう語るのは、熱帯夜によって死亡リスクが上昇することを明らかにした、筑波 -
めかぶ納豆で睡眠不足解消! マグネシウム×カルシウムの安眠レシピ
2023/06/07 15:50’21年の経済協力開発機構の調査で、日本人は世界一、睡眠時間が短いと判明した。特に、50代女性は6時間36分と最短だった。「寝ている間に起きてしまう、眠りが浅く熟睡感がない……など、中高年の女性には何かしら睡眠に問題がある人が多いです」そう指摘するのは、睡眠障害の治療にもあたる銀座予防医療クリニックの青木竜弥院長だ。「質のよい睡眠をとるためには、メラトニンというホルモンが重要です。睡眠ホルモンとも -
足の親指を鍛えることが健康長寿につながる!6月転倒を防ぐ「足の親指スクワット」
2023/06/07 06:006月は転倒の多い時季。梅雨に入り、雨で滑って転ぶことが増えるのが理由だ。高齢になって転倒しケガをすると、場合によっては寝たきりになってしまうことも。そのために、認知症に至るケースもある。日本では年間1万人近くの高齢者が転倒事故で亡くなっている。転倒の危険性は事故だけでなく、高齢者のクオリティオブライフに大きな影響を与えているのだ。では、転倒などでケガをしないようにしっかり歩くためには、どうすればい -
けいれん、幻聴など依存の可能性あり!長期・高容量服用がもたらす向精神薬の危険性
2023/06/05 11:00歌舞伎役者、市川猿之助(47)の父母が向精神薬中毒で死亡という衝撃的なニュースから、にわかに「向精神薬」が注目を浴びるようになっている。向精神薬とは、鎮静剤、抗うつ剤、抗不安剤、睡眠導入剤などの総称で、不安、パニック障害、睡眠障害などの治療に用いられる処方薬だ。近年、服用する人が増えている。不安や不眠に苦しんでいたり、気分の落ち込みを解消するために使われるこの薬が、実は死を招くほどのリスクをはらむ -
8万円代から買える節電エアコン7選 年9590円節約できる機種も
2023/06/02 11:006月1日から中部、関西、九州電力を除く大手電力7社の電気料金が大幅に値上がりする。標準家庭における6月の電気料金の値上がり幅は、最小の東京で826円、最大の沖縄で2771円と3千円近い値上げになるという。そうなると、夏本番を前に気がかりなのが“エアコン”の電気代。もはや小手先の節電だけでは、大幅な値上げに太刀打ちできそうにない。「古いエアコンを使っている方は、思い切って買い替えたほうが年間の電気代 -
6月の湿気で梅雨型熱中症に!重症化すると脳の機能に後遺症が
2023/06/02 06:00「6月の梅雨どきの熱中症で搬送されるのは高齢者よりも、健康には自信がある、熱中症は自分に関係ないとふだん思っている人が多いです。ちょっとした油断が命を奪うかもしれません」そう話すのは、熱中症に詳しい済生会横浜市東部病院患者支援センター長の谷口英喜医師。熱中症といえば、炎天下が続く8月など真夏のイメージが強い。しかし、東京消防庁によると、昨年熱中症で救急搬送された人数の月別の統計では、6月は1870 -
ビーサンが腰痛や膝痛の原因に!50代からのケガしない「サンダル」の選び方
2023/06/01 15:50「東京都生活文化局の調査では、転倒リスクが高い履物ランキングでサンダルが1位でした。サンダルを履いて玄関先で転んでしまい、大ケガにつながるケースも少なくないようです。他界した私の母も、70代のころにサンダルで出かけようとしたところ、玄関先で尻もちをついて大腿骨頸部を骨折。その後、急激に体が衰えてしまいました」こう話すのは、岩手県奥州市の靴専門店「かんのシューズ」を20年以上経営し、全国でも数少ない -
更年期の不調と混同しがち…突然死リスクも高める「慢性腎臓病」にご用心
2023/05/31 15:50腎臓に関する病気は男性がかかるものというイメージを抱いている人も少なくないが、中高年になると女性の患者が増加してくるという。「病気のシグナルを『更年期だから』とか『気象病のせい』と思い込んで放置していると、症状がどんどん進行してしまうこともあるので注意が必要です」そう警鐘を鳴らすのは、泌尿器科の専門医である「くぼたクリニック松戸五香」の窪田徹矢院長だ。腎臓は背中側の腰より上に位置し、背骨をはさんで