健康
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「もう無理」と体が免疫システムに伝令…約20年の研究でみえた「睡眠不足の大きな代償」
2023/07/24 06:00日本人は平均すると1日に6時間35分ほど寝ている。国際平均からは45分短く、働き者の日本人らしい数字だが、それでも生活の3割弱は寝て過ごしている計算となり、いかに快適な睡眠を取れるかが人生の豊かさにも直結する。スウェーデン・ウプサラ大学の神経学者と健康問題を20年追ったヘルスジャーナリストが、人間の生活に欠かせない睡眠のさまざまな謎を解き明かした『熟睡者』から一部抜粋、再構成してお届けする。私たち -
男性の「座りション」の普及と「尿モレ」の関係について専門医に話を聞いてみた
2023/07/23 06:00用を済ませてトイレを出たとき、股間にツーッと何かが垂れていく感覚が……。ズボンを見ると、ジワ〜とシミが!男性の「排尿後の尿もれ」(以下、尿もれ)は、ある程度の年齢以上になると誰もが経験する症状と思われるが、現在、男性用の尿もれパッドのテレビCMがゴールデンタイムでもさかんに流れているように、若い世代にも増えているようだ。そこで気になるのが、生活用品メーカーのライオンが行った2年前の調査。20〜60 -
急激な温度変化に要注意…“梅雨明け1カ月間”に心疾患リスクが激増
2023/07/19 06:00今年も暑さの厳しい夏となりそうだ。気象庁の1か月予報(7月8日~8月7日)では《暖かい空気に覆われやすいため、気温は全国的に高い》《特に、期間の前半は気温がかなり高くなる見込み》とされている。気温が上昇すると気になるのが健康におよぼす影響だろう。高温多湿となることで脱水症状に陥ったり、体内にこもった熱が放出されずに熱中症になるなどの危険性が増す。警戒すべき健康トラブルはほかにも――。「梅雨明けから -
認知症による行方不明者が1万8000人と過去最多! 家族の「徘徊失踪」を防ぐために知っておくべきサービス8
2023/07/18 06:00人生100年時代を迎えて、長生きリスクのひとつが“認知症”。高齢化に伴い、認知症になる人は増え続け、2025年には65歳以上の5人に1人、約700万人が認知症になると推計されている。そのうえ、徘徊で行方不明になる人が急増していることも問題に。警察庁によると、’22年、認知症やその疑いで行方不明になった人の数は1万8709人と過去最多を更新。’12年の統計開始から10年連続、増加の一途をたどる。「高 -
「糖尿病患者の年間100人に1人が寛解」新潟大学が驚きの研究結果を発表!治りやすい人の傾向は?
2023/07/17 06:00「いったんなったら治らない」「薬を一生飲み続ける」糖尿病についてこんな認識を持っている人は多い。そんな“定説”をくつがえす研究報告があった。「糖尿病は、膵臓から放出され、血糖値の上昇を抑えるホルモン『インスリン』が不足したり、効き目が低下することで高血糖が慢性的に続く病気。なかでも日本人の糖尿病の95%を占めるのが、遺伝的要因や加齢、過食や運動不足といった負の生活習慣が重なることで発症する2型糖尿 -
オレイン酸×酢のW効果 血圧下げる「酢ピーナッツ」
2023/07/13 06:00夏は暑い屋外から冷房の効いた屋内に入ると血圧が上がりやすく、さらに発汗で水分が不足すると血液の流れが悪くなり、血圧が上がりやすくなる。そこでおすすめしたい食材がピーナッツだ。先ごろ、「ピーナッツは血管を健康にして死亡率を飛躍的に下げる食材」だと発表したのは、アメリカのハーバード大学。12万人を30年調査した研究で、1日28g以上のピーナッツを週2回以上食べている人は、食べていない人より死亡リスクが -
老化防止、認知機能改善…タウリン豊富な「タコ」に期待される健康効果
2023/07/12 06:00栄養ドリンクに含まれることでおなじみの成分「タウリン」が、老化防止に効果を発揮してくれるかもしれないーー。6月8日、米コロンビア大学などの共同チームが科学誌『サイエンス』で発表した最新の研究結果で、アミノ酸の一種「タウリン」について、マウスやサルなどの実験で「老化を防止する効果が得られた」とされたのだ。「実験の結果、タウリンを与えたマウスは、与えなかったマウスに比べて10〜12%も長生きしたと報告 -
大人が “身体動作の機能”を思い出す「赤ちゃんハイハイ」トレ
2023/07/12 06:00「イスから立ち上がるときに『よっこいしょ』と声が出たり、階段を上がる途中でつまずいたりしませんか?これは、体の硬さや筋力の低下だけではなく、本来備わっている“身体動作の機能”が加齢によって衰えているのが原因です」そう教えてくれたのは、日本のフィットネス界をけん引してきたヨガ講師の峯岸道子さんだ。「今の50代、60代には見た目が若くキレイな人も多いですが、視力の低下や関節の動きが悪くなるなど、体は年 -
共感呼ぶ91歳の心療内科医の言葉…大切なのは日常生活の小さな一歩「やれば、やる気は起きてくる」
2023/07/09 06:00京都市左京区、ビル一室に構えられた小さなクリニック。ここで診察にあたる91歳の心療内科医の言葉が話題となっている。心はカラッと、人づきあいはサラッと、人生はさっぱりとーー人間関係や健康、老いや不調との向き合い方など、さまざまな日常に細やかに光を照らした言葉の数々に、「前向きになれた」「ほっとした」という声が寄せられている。藤井英子医師のはじめての書籍『ほどよく忘れて生きていく』(サンマーク出版)か -
「私がいないと回らない…って本当にそうですか?」91歳の心療内科医が教えてくれた“ほどよく忘れる”という生き方
2023/07/08 06:00京都市左京区、ビル一室に構えられた小さなクリニック。ここで診察にあたる91歳の心療内科医の言葉が話題となっている。心はカラッと、人づきあいはサラッと、人生はさっぱりとーー人間関係や健康、老いや不調との向き合い方など、さまざまな日常に細やかに光を照らした言葉の数々に、「前向きになれた」「ほっとした」という声が寄せられている。藤井英子医師のはじめての書籍『ほどよく忘れて生きていく』(サンマーク出版)か -
薬効低下や頭痛の原因にも…「水以外で薬を飲むこと」に潜むリスク
2023/07/07 11:00薬は通常「コップ1杯程度の水か白湯で飲む」とされているが、リビングにいて手元にお茶があるときや、外出中や急に具合が悪くなったときなどには、とりあえずそこにある飲み物で薬を服用してしまうこともあるだろう。しかし、安易な飲み方には注意が必要だーー。「急な体調不良でドラッグストアに駆け込み、市販薬を購入した際、手元に水がなくてお茶やジュースで薬を飲んだ、という経験は多くの人にあることでしょう。でも、一般 -
熱中症予防に必須のマグネシウム。合言葉は「そばのひ孫と孫わ(は)優しい子かい?納得」
2023/07/07 06:00今年の夏も厳しい暑さだ。気象庁は7月からの3カ月予報で、いつもの夏より暑くなると発表した。猛烈な暑さが続く見込みのため、熱中症対策を呼び掛けている。「熱中症の予防として、水分をこまめにとるだけでは不十分です。ストレスフルで体の負担も大きい夏場は、汗などから必須・主要ミネラルであるマグネシウムが大量に流出することで、熱中症や夏バテ、睡眠障害などさまざまな不調を引き起こすからです」そう話すのは、“ドク -
夏かぜと思いがち…長引くせきは「カビが引き起こす肺炎」かも
2023/07/05 15:50雨模様の日が続くなか、自宅のカビ対策に頭を悩ませている人も多いだろう。「梅雨から夏にかけては高温多湿で、家の中に皮脂やほこりなどの汚れがたまると、そこにカビが繁殖していきます。カビの種類は8万〜10万種あるとされており、そのうち私たちの身の回りにあって危険なものは10種類ほど。人は1日1万個ぐらいのカビの菌を吸っているといわれています」そう話すのは千葉大学真菌医学研究センターの矢口貴志准教授。衛生 -
ストレスが引き金に…“魔の月曜日”に突然死のリスク大
2023/07/03 11:00《週の始まり月曜日は危険!》英国の心臓血管学会(6月5〜7日)において「心筋梗塞は月曜日に多く発生する」という研究結果が報告された。血管が詰まったり狭くなったりして、心臓の筋肉細胞が機能しなくなり突然死を招く心筋梗塞。報告をした研究チームは約1万人のデータから、月曜日はほかの曜日と比べて13%も心筋梗塞の発生リスクが高かったことを明らかにしたのだ。「たしかに月曜日は要注意です」そう警鐘を鳴らすのは -
カロリー0の人工甘味料が危ない!糖尿病や重大疾患を招く可能性をWHO指摘
2023/06/29 15:50“カロリーゼロ”や“低カロリー”のダイエット食品に使われる人工甘味料に、長期的なダイエット効果は期待できないーー。5月15日にWHO(世界保健機関)が発表したガイドラインが波紋を呼んでいる。WHOは283件の研究報告を分析。人工甘味料を含む非糖質系甘味料は、3カ月など短期間の使用では体重や体格指数(BMI)を下げる効果があるが、6〜18カ月の長期間だと減量効果が見られないという。非糖質系甘味料とは -
その場で痛みが減る人も「足首テープ」で腰痛改善!
2023/06/28 15:50さまざまなストレッチやマッサージを試してもよくならない、病院に行っても原因不明でどうしようもない……。そんな腰痛や坐骨神経痛の本当の原因は、「足首のゆるみ」にあるかもしれない。そこで、今回紹介するのは、足首にテープを巻いて固定することで腰痛などを改善する「足首テープ」だ。一般的に、腰痛や坐骨神経痛などは、腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアといった腰椎(背骨の腰の部分)の異常で神経が圧迫されて起こると -
熱中症保険の加入者は6万件を突破。入院時は最大3万円もらえることも
2023/06/23 15:506月11日、北海道を除く全国で梅雨入りし熱中症が心配な時季になりました。熱中症での救急搬送は5月以降6月11日までに5052人。昨年の同時期より約900人多い状況です(総務省消防庁)。そんななか、熱中症に備える保険が登場しました。特に注目されているのは、PayPayアプリ内で申し込める「熱中症お見舞い金」という保険です。加入した方が熱中症になり病院で点滴治療を受けた場合に最大1万円、1泊2日以上の -
日本人が失明する原因第4位の「病的近視」。急な「視力0.1未満」なら疑って
2023/06/23 06:00昨年、WHO(世界保健機関)が世界における「近視人口」の急増に注意喚起を行った。世界中で、全世代にわたり、近視が増えているという。2010年に約19億人だった近視人口は、2030年には30億人を超えると予想されている。10年ごとの近視人口の増加率は、急激な右肩上がり。もちろん、日本も例外ではないようだ。「スマホやタブレット、PCといったデジタルデバイスの登場により、近視人口が急増していますが、視力 -
「耳にホットタオル」で梅雨時の頭痛対策
2023/06/21 15:50「今年は日によって気温が上下することが多いなか梅雨に突入したため、例年に比べて『天気痛』に悩まされている人が多いようです」こう話すのは、日本で初めて「天気痛外来」を開設した医師の佐藤純先生だ。天気痛とは、気圧の急な変化に体がうまく順応できず、頭痛や吐き気、耳鳴り、めまいなどさまざまな不調をきたす症状のこと。今年、ウェザーニューズが行ったアンケートでは、女性の約8割が天気痛持ちであるというデータも出 -
梅雨に増えるぎっくり腰を「猫のびポーズ」で予防
2023/06/21 11:00「梅雨の時季は、ジメジメした湿気と激しい気圧の変動によって、体にストレスがかかります。それに伴って筋肉が緊張し、血流が悪くなることから、腰痛やぎっくり腰になる人が多くなる傾向があるのです」こう語るのは、『寝たままスッキリ!リンパ体操』(高橋書店)の著者で、リンパティック・ストレッチ・クラス代表の前新マミさん。梅雨の時季に腰痛を訴える人が増えるのは、雨のため外出する機会が減ることも大きく関係している -
1分でよくなる! 難聴が改善する「耳シェイク」!
2023/06/15 15:50効果的なツボが集まっている箇所を重点的に刺激!最近、耳が遠くなったなあ、年のせいかなあ、と思っているあなた!難聴は血流、腸の状態、自律神経の乱れが最大の原因。その3つを刺激するツボが集まる耳をシェイク、シェイク!年齢を重ねると誰でも聴力が衰えると思っている人は多いのではないだろうか。だが、日本リバース院長の今野清志さんは語る。「耳の聞こえが悪くなったことを年齢のせいにしてはいけません。音が聞こえづ -
おやすみ前の「舌のトレーニング」で“いびきの悩み”を改善
2023/06/14 15:50睡眠時間は確保できているのに、朝起きると頭がスッキリしないなどの悩みを抱える人も多い。「寝た気がしない、という状態が続いているときは、就寝中にいびきをかいている可能性があります。さらに、夜中に息苦しくて目が覚めることがあったら、睡眠時無呼吸症候群を疑ってみる必要があります」そう語るのは、睡眠専門医でRESM新横浜睡眠・呼吸メディカルケアクリニックの白濱龍太郎理事長。いびきの原因はさまざまだが、閉経 -
歯ぎしりの悩み軽減に、毎日の「大麦ごはん」が役立つ
2023/06/14 11:00歯のひび割れ、歯周病悪化、顎関節症など、口内に悪影響を及ぼすとされている、睡眠中の“歯ぎしり”。隣で眠る人の睡眠を妨げてしまう問題もあるが、歯ぎしり自体を改善する対策はこれまで見つかっていなかった。だがーー。5月24日、岡山大学とノートルダム清心女子大学の研究グループが「睡眠中の歯ぎしりは食物繊維の摂取量と関連している可能性がある」ことを世界で初めて発見したことを発表。注目を集めている。「研究では -
筋肉のたるみに水分が溜まる……「顔むくみ」には「レモンを皮ごと」のススメ
2023/06/14 06:00「梅雨の時季は、むくみやすいんです。気温が上昇して水分補給が増えますし、湿気が多くなると、汗以外に皮膚などから水分が自然に蒸発する『不感 蒸泄』がうまくいかず、体内に水分が溜まりやすくなるためです」そう教えてくれるのは、漢方医学や食事療法などによる診療を行うイシハラクリニック副院長の石原新菜先生だ。すでに夏日になる日もあるが、冷房が効いた空間に長時間いると体が冷え、血流が滞ることで、さらにむくみの -
脳梗塞を防ぐにんにくオリーブオイル 血液サラサラ効果を高めるポイントは?
2023/06/12 15:50「生活習慣病とにんにく、オリーブオイルに関する興味深い研究が報告されました。パキスタンの研究チームらが2型糖尿病患者を、通常の薬物治療をするグループと、治療に加えスーパーで仕入れたにんにくを粉末にしたもの(500mg)とオリーブオイル(1.1mg)を1日3回摂取してもらうグループに分けて調査をしたのです」このように語るのは、米国在住の医学研究者である大西睦子さん。6カ月にわたって行われたこの実験で