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クリスマスカード、年賀状……一筆添える機会が増えるシーズン。しかし、文章を書くことはちょっと苦手、字が下手だし、時間もないし、考えるのが面倒くさいと思う人は多いはず。

 

「年末年始のギフトや年賀状に手書きを添えるのですから、カッコいいひと言とか気が利いた言葉を加えて、自分をよく見せたい気持ちは誰にでもあります。しかし、そこはあまり難しく考えず、素直な自分らしい言葉で書くことがいちばんだと思います」

 

そう話すのは、手紙文化振興協会のむらかみかずこさん。むらかみさんは、相手の顔を思い浮かべながら書くことが大切で、短い文章を添えるだけで十分だという。悩む必要はなく、1〜3行だけでいい。手書きというだけで、相手には思いが伝わるそう。

 

「相手に喜んでもらいたい、ちょっとうれしく思ってほしい、ニコニコしてほしいとか、そういう気持ちで書くのがいちばんいいと思います」

 

そこで、年賀状に添える気の利いたひと言メッセージの例を紹介。

 

【仕事関係の上司・取引先】

・ご期待に応えられるように努力してまいります。

・より一層喜んでいただけるよう努力して参ります。

・今年は資格取得にチャレンジしてみたいです。

 

もらった年賀状が印刷だけだと寂しいもの。手書きでひと言添えただけで印象度がアップ。お世話になっている上司や取引先であれば、こちらの立場が下なので、新年の抱負や仕事に込める思い、目標などをしたためるとよい。もちろん日ごろの感謝の言葉も必須。感謝+抱負があると、相手に与える印象が「誠実なところがあるな」「応援してあげよう」などと、目をかけてもらえるような一枚になる。

 

【義両親・親戚】

・お母さまのお料理、今年も楽しみにしています。

・◯◯(子どもの名前)も帰省を楽しみにしています。

・幸せな一年になりますように。

・素晴らしい一年になるように願っています。

・毎日健康で暮らせますように。

 

年末年始に会うかどうかで内容が変わる。元日に会うようであれば、サラリとした文章でよい。2日に帰省することが決まっていたら、子どもの話題は両親にとっては最高。大みそかから会うときは、無理に出さなくてもよい。出す場合は明るい未来を連想させるようなひと言を添える。

 

【ママ友】

・子どもがいつも遊んでいただきありがとう。

・お互い体に気をつけて毎日元気に過ごしましょう。

 

子どもを通しての付き合いなので、「いつも遊んでもらってありがとう」など、子どものことを中心に書くことがベスト。何かしらの好意を受けたのであれば、具体的に書いて「ありがとう」のひと言を。また、メールの冒頭や結びの一文で、健康を気遣う言葉を添えるとさらによい。

 

【年賀状でしか交流のない友人】

・また会えたらいいですね。

・今年こそは、お会いしましょう。

・みんなで連絡を取り合いたいですね。

 

再会を願うようなフレーズを添えよう。「また会えたらいいですね」や「みんなで連絡を取り合いたい」など、ひと言を添えれば、しばらく会っていなくても距離を縮めることができる。

 

年の初めから相手にいい印象を持ってもらえば、きっといいことが待っている!

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