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襲い来る観測史上“最悪”の猛暑。でもエアコンに頼るばかりでは、電気代も天井知らずに……。そこで電気を使わない達人に「涼しく生活する知恵」を聞きました!

 

千葉県松戸市内のマンションに住む小林孝信さん(67)は、大学受験のために富山から上京した後から「エコ生活」に取り組みはじめた。

 

「当時はまだ“エコ”という言葉がない時代で、環境問題や原発建設反対の運動を続ける中で、エネルギーを大量消費する生活に疑問を抱き、’67年から冷暖房は使わない生活を続けています」(小林さん・以下同)

 

定年まで経済産業省の外郭団体に勤務。現在は年金で生活しながら、松戸市民のネットワークが発行する月刊誌『たんぽぽ』の編集委員を務めている。ふだんの生活は今もシンプル。2層式の洗濯機と、台所にはホテル用の小さな冷蔵庫、部屋の照明、テレビの代わりにラジオをつけるなど、最小限の家電で生活している。

 

そんな、小林さんが半世紀もの間続けているエコ生活には、昔ながらのアイデアが満載だ。

 

「すべて室内の窓は開けっ放しで、風通しをよくします。特に日差しがきついとき、南向きの窓には簾をかけるとだいぶ涼しくなります。曇りのときはすぐに外せるように、ガムテープでつけるのが簡単で便利ですよ」

 

寝るときは、布団の上にゴザを敷いてその上で休む。熱帯夜で寝苦しいときには、ベッドの上の敷き布団を外し、直接ゴザを敷く。さらには体のまわりのゴザに水をまき、気化熱を利用して涼を求めるというスゴ技も!ほかに居間にいるときも、水でぬらしたタオルを首に巻くなど、気化熱を最大限利用しているという。

 

「夜は窓を開けっ放しにしておくと、網戸の隙間から蚊が入ってきて、ブーンという音で眠れないときがあります。蚊帳を張り、その中で寝れば虫よけができます」

 

それでも寝付けないときには、子どものころ、熱を出したときによく使ったゴム製の氷枕に氷と水を入れて、タオルでくるむ。それを枕にして寝る。

 

日本の夏は年々暑さが厳しくなってきたが、徹底した体調管理のおかげでバテたことは一度もないそう。

 

「頭がボーッとするのは脱水症状のサインなので、のどがかわいてなくても、1〜2時間おきに水を飲んでいます。わざわざミネラルウオーターを買わなくても水道水で十分。鍋に水道の水を入れて一晩放置すれば、煮沸しなくても水道のカルキ臭さがだいぶ無くなりますよ」

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