「株高などで明るいムードが漂っていますが、家計に恩恵が回ってくるのは先で、まだまだ我慢のときが続きそう。この時期を乗り切るには、より一層ムダを省いていくため、生活技術を上げることをお勧めします」
そう話すのは数千人の家計相談に乗ってきた北見久美子さん。食材の高騰も、生活技術で乗り切れるという。
「私は大根は1本買ってきて、その日のうちに処理してしまいます。千切り、輪切り、おろしにしてそれぞれ冷凍室へ。下ゆでなしでそのまま使えて重宝します」
とにかく食材を使い切るには、フードプロセッサーが活躍する。玉ねぎ、にんにく、しょうが、レモンなどもすべてすりおろし、ラップに薄く広げ、または保存袋に入れて、立てた状態で冷凍する。ラップの場合は、端を閉じ、指で表面に溝を作っておく(1回分を折りやすいように)。
「食材別にまとめて処理すれば、そう時間もかかりません。忙しい朝や子供のお弁当にも冷凍技術は必須です」