「13年前に、『旅行で運気を上げる』というと、大変驚かれましたが、今では開運旅行は当たり前になりましたね」
そうほほ笑むのは人気風水師の李家幽竹さん。ロングセラーとなった自著を刷新した『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』(ダイヤモンド社)を、今月23日に出版し話題となっている。
「この10年の間に、ネットが普及しスマホも登場して、ライフスタイルは変わりましたし、私自身も大きく暮らしが変化しました。また最近、研修調査のためにパワースポットを旅したところ、変動が起きていることにも気づきました。その最新情報とともに、今の時代に合った旅行風水を紹介したいと思ったのです」
旅行風水でパワースポットに行くことで、通常の何十倍もの生気と運気を得ることができるという。
「風水では、大地の気の流れを龍にたとえ、その気の流れが集結した場所を龍のすみかと考えて、“龍穴”と呼びます。パワースポットとは、この“龍穴”のことなのです。古来、聖地と崇められていた龍穴には、神社やお寺が建てられ、守り続けられてきたところがたくさんあります」
パワースポットといわれる場所に神社やお寺が多いのは、このため。そんなパワースポットの神社やお寺で、より強い気を受け取るための参拝方法を李家先生が教えてくれた。
「神社やお寺でお願い事をするときには、その前に必ず感謝の気持ちを伝えましょう。いきなり『運をください!』と欲張るのはもってのほか。神さまや仏さまに、ご縁をいただき、招いていただいたことへの感謝を告げることで、受け取ることができる気も、ずいぶんと違ってきます。そして自分の住所と氏名、年齢をお伝えしてから、お願い事をしましょう。誰だかわからない人のお願い事は、神さまも仏さまもかなえようがありませんからね。お願い事は具体的なほうが実現しやすいですし、1つに絞ったほうがかないやすいですが、3つまではしても問題ありません。ただしかなえたい順番にお伝えしましょう。それから、神社やお寺といった“聖域”では、言霊を受け取り、残すことが大切。おみくじを引くのは言霊を受け取ること、絵馬を書くのは言霊を残すことになります」
お参りが終わった後の過ごし方でも、生気や運気の吸収率は違ってくるという。
「自分のお気に入りの場所を探して、ゆっくりと深呼吸しましょう。『気に入る』とは“気が入る”ことですから、気に入った場所で深く息を吸うことで、生気や運気がたっぷり入ってきます」