販売枚数が少ないのになぜか当たる〝穴場〟宝くじ売り場
いよいよ11月24日から発売となった年末ジャンボ宝くじ。今年は1等前後賞の本数が、なんとこれまでの2倍!1等前後賞が3億円、2等賞金が1億円というから、今年は過去最多の198人の億万長者が誕生することになる。
そこで過去5年の間で6億円以上の当せん金を出した売り場を調査したところ、1位は『西銀座CC』、2位は『大阪駅前第四ビル特設売り場』、3位が『名駅前CC』といわゆる“御三家”が並ぶ。だが、こうした人気店は販売枚数もケタはずれなため、「億が出て当たり前」と声があるのも事実。そこで、本誌は、いま人気急上昇中の「穴場売り場」を調査した。
08年、10年と、2等1億円が2本ずつ出たという兵庫県加古川市の『加古川イオンCC』があるショッピングセンターは、最近まで『東加古川サティ』という名前だった。このお店は、全国のサティで何度も売り上げ1位を取ったことのあるという大繁盛店なのだ。
同店の渋谷博子さんは「交通の便もよくないし、なぜ大勢のお客さんが来るのか不思議。地元民は『ここは商売繁盛の運気がある土地だ』と言っています。敷地内の宝くじ売り場でも億が出続け、土地の強さを実感しています」と語る。
静岡県富士宮市の『いとくま』では、01年と07年の2回、年末1等3億円と2等1億円がダブルで出た。同店の野際英三さんは言う。「01年に道路の拡張工事で店が動いたんです。その直後に1等2等、次もまたダブルでしょ。こんな地方の売り場でこれは奇跡。まさに“億を呼ぶ土地”に当たったみたい」
本誌5月24日号でも紹介した、その名も大黒さんという女性販売員がいる熊本市内の『花畑CC』も年末ジャンボ2等1億円が06年(2本)、08年、10年と計4億円出ている。“御三家の”ように販売枚数が多くないのに、なぜか高額当せんが続出するこれらの店舗。“商売繁盛”の神様が、当たりを引き寄せているのかもしれない――。
(女性自身11月29日・12月6日合併号)