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「あれ、五輪のある年のサマージャンボにはなぜか1等がよく出るなと気づいたのは、’08年1等3本9億円が出たときでしたね」

 

大阪府「大阪駅前第4ビル特設売場」(以下・大阪4特)の販売担当・野田保隆さんがぼそっとつぶやいた。えっ、五輪イヤーのサマーに強い?本誌はこの言葉を聞き逃さなかった。今年は4年に1度の夏季五輪がブラジル・リオデジャネイロで開かれる年。本当に五輪年のサマーに特別強い売り場があるのか?本誌では’04、’08、’12年のサマー1等当せん売り場一覧を独占入手。なんとそこには五輪サマーに強い奇跡の売り場が、確かに存在した。

 

まず全国2大メガ売り場である西銀座チャンスセンター(東京都)と大阪4特を比べると、なんと大阪4特が3回連続合計7本の1等と圧倒的な強さを発揮。さっそく前出の野田さんを直撃!

 

「じつは近年、五輪イヤーに強い原因には心当りがあります。たまたま売り場関係者がフェンシングの太田雄貴選手と知り合いだった縁で、’08年の北京五輪で銀メダルを取った直後の太田選手が、その年の年末ジャンボ初日イベントに来場。売り場前で風船を剣で刺すパフォーマンスを見せ、現場を盛り上げてくれたんです」

 

’12年ロンドン五輪で太田選手が銀メダルを取ったときには、野田さんたちが都内で開かれた祝勝会に出向くなど交流が続いている。

 

「ですから’12年サマーで全国で唯一1等2本が出たときは、正直、太田選手パワーかなと思いました」

 

大阪4特に次いで目を引くのは、3回連続1等の愛知県「名駅前チャンスセンター」と、2回連続1等の「名鉄観光名駅地下支店」。この2つの売り場は所在地の住所が全く同じ。つまり名古屋駅前も極めてサマーに強いエリアといえる。

 

「サマーといえば、去年のサマーミニ1等7,000万円を当てた男性が売り場にいらして、『このマンションを買った』と権利書を見せてくれました。うれしかったですね」(名駅前チャンスセンター店長・井筒弘さん)

 

「グループ買いで1人3,000円ずつ20人で6万円分購入された女性が100万円を当てられました。少しの投資で上手に当てるには、グループ買いもいいかもしれません」(名鉄観光名駅地下支店販売担当・山内貴由さん)

 

その2人が口をそろえて、五輪に名古屋駅前が強い理由にあげるのが、ハンマー投げの鉄人・室伏広治さんの存在。

 

「愛知県は室伏さんの地元。’00年から日本代表になり、’04年アテネで金、’12年ロンドンで銅。彼への地元の声援が億を運んできてくれる気がします」(前出・山内さん)

 

じつは、ほかにもある五輪サマー奇跡の大当たり売り場はすべて西日本の売り場ばかり。なぜ西が強いのか?風水建築家の山下剛さんは次のように語る。

 

「そもそも古代ギリシャで五輪が4年おきに開かれたのは使用していたユリウス暦が4年1周期だったからといわれます。風水で4を表すのは木、火、土、金、水の4番目である金。金の象徴は方角なら西、意味は財運です。ですから五輪サマーでは吉兆となる地元選手などに導かれ、西の売り場に奇跡が起こりやすい。たとえば東京都の1等売り場を見ても下町(東側)から1本も1等が出ていない。東日本の方は、自分の都道県の西側の売り場を狙うことですね」

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